キングダム

映画「キングダム」のあらすじ・見どころ・相関図などを紹介します!

2020年5月地上波で初めて放送されて以来、U-NEXTやアマゾンプライムといった各配信サービスが続々と扱うようになった実写版映画「キングダム」。

「まだ観ていないけど、これからぜひ観ようと思っている!」

そんな方にぜひ参考になればと、今回映画「キングダム」の魅力をご紹介させていただきます。

原作「キングダム」とは、どんなマンガ?

原作である「キングダム」は作者が原泰久先生で、週刊ヤングジャンプに2006年9号から連載されている歴史長編大作マンガです。

初連載時のヤングジャンプ・巻頭グラビアがほしのあきさんだったことを思うと、時の流れを感じてしまいます(汗)。

2020年7月までに発売された58巻の単行本累計発行部数が6,600万部を突破し、ヤングジャンプの看板となって久しい「キングダム」ですが、おそらく物語全体の60%ぐらいを過ぎたころと思われます。

というのも、「キングダム」は秦の始皇帝(政)が中華統一を成し遂げていく過程を、概ね史実に沿って描かれているので、進捗状況がだいたい推し測れるのです。

マンガの他には、TVアニメが第3シリーズに突入し(現在新型コロナウイルスの影響で休止中)、実写版映画も続編の制作が発表されています。

実写版映画「キングダム」のあらすじ

日本ではまだ弥生時代だった紀元前245年、春秋戦国時代、中華の西の果ての国「秦」。

戦災孤児となり下僕の身分だった少年・信と漂は、いつか天下の大将軍になることを夢見て日々の重労働のなか、二人して剣術の訓練に明け暮れていました。

そんなある日、二人の運命を変える出来事が・・・。

王都の大臣である昌文君が漂一人を召抱え、王宮へ連れて行ってしまいました。

同じ夢を抱いていた二人は、違う道を歩むことに・・・。

ところが1ヶ月後の夜、血まみれとなり致命傷を負った漂が信の前に現れます。

漂は、ある丘にある小屋を示す地図を信に託し

「今すぐそこに行け!お前が羽ばたけば、俺もそこにいる・・・信!俺を天下に連れて行ってくれ・・・・・・。」

信の腕の中で息絶える漂。泣き叫ぶ信。

そして漂が持っていた剣を持ち、地図が示す小屋へと一心不乱に走り出す信。

どうして漂が死んだのか?小屋に何が待っているのか?わけの分からないままたどり着いた

その小屋に待っていたのは、死んだはずの漂!

「お前が信か」

そこに佇んでいたのは、若干15歳の若き秦王・政(嬴政)。

彼は異母弟・ 成蟜が興したクーデターにより王宮を奪われ、命からがら脱出しこの小屋にたどり着いたのでした。

そして政と瓜二つだった漂は、彼の身代わりとして命を落としたことを理解した信は怒り狂います。

怒りにまかせて政を追ってきた刺客を討ち果たす信でしたが、彼を許すことができません。

しかし国を背負う政の強さと、その政を助け死んでいった漂の遺志を受け入れ、信は若き秦王と行動を共にすることを選びます。

唯一の味方である昌文君一団と合流した政一行は、クーデター軍に比べ圧倒的な戦力不足。

考えうるたった一つの対抗策である、山の民との同盟を結ぶことに成功した秦王・山の民同盟軍は動き始めます。

目指すは王宮のある秦都・咸陽。

政は奪われた玉座を取り戻し、その先にある大いなる目的・中華統一のために。

信は漂との約束、天下の大将軍になるために。

二人の互いの夢は、一つの目的地へ向かい勢いを増していきます。

絶対に観て欲しい!映画「キングダム」のみどころ5選

映画をこれから観ようと思っている方に、ぜひともここだけは注目してほしいところがあります。

ちょっとご覧いただくだけで、映画のおもしろさが増しますのでご参考にどうぞ!

①キャストが原作のキャラクターにはまりきっている

今回抜擢されたキャスト陣の役作りに賭ける熱量が半端ありません!

まずキングダムマニアの私が眼を疑うほどに驚いたのは、冒頭で登場する主人公・信を演じた山崎賢人さんと漂を演じた吉沢亮さんです。

マンガのイメージそのものでした。

信というキャラは奴隷であり、粗野で激情型の熱い少年。

漂というキャラは奴隷でありながら、どこか上品で凛とした雰囲気があります。

吉沢さんは元々のイメージから漂と政にはまり役と感じていましたが、信を演じるにあたって山崎さんの役作りは圧巻でした。

奴隷というバックボーンに合わせて作り上げた、全く無駄な脂肪の無い体作りは野性味を感じさせ、荒削りで粗野な性格を際立たせています。

作中にややうるさいぐらいに叫んだりしますシーンもありますが、それもこれから人として成長していく『信』というキャラクターを期待させてくれます。

そして今作で一番評価が高かったのが、王騎役の大沢たかおさんでした。

王騎というキャラクターを再現できる役者がいるのか?と私も不安でしたが、お見事でした。

元々スレンダーで長身だった彼は、15kgも体重を増やしプロレスラーのような豪腕を披露してくれました。

まさに威風堂々です!

キングダム人気総選挙でも2位になったファンの多いキャラクターを演じる難しさを、大沢さんが語ってくれています。

(引用:youtube シネマトゥデイより)

王騎独特の語り方は下手をするとオネエキャラになってしまう・・・面白い話です。

そして王騎役・大沢さんに匹敵するほど好評だったのが、楊端和役の長澤まさみさん。

作者の原先生が「楊端和を描く時は、美しさを求めるので疲れる」と仰るほどのキャラクター。

長澤さんには全くアクションのイメージはありませんでしたが、ジムに通い筋肉をつけ、自宅でも素振りを毎日欠かさずされていたとのこと。必見です!

山崎さん、吉沢さん、長澤さんが役作りの苦労を語ってくれています

(引用:ソニーピクチャーズ映画より)

②中国ロケ敢行!実写化不可能と言われたスケールの大きさが半端ない!

「キングダム」が実写化不可能といわれていた理由の一つに、やはり中国を舞台にしたスケールの大きさがありました。

それを可能にしたのが撮影ロケ地である中国浙江省にある象山影視城(ぞうざんえいしじょう)で、その大きさは太秦映画村の約15倍、あの広大な東京ディズニーランドの約1.5倍になります。

この撮影場の中には春秋戦国時代区域が常設されており、建築物や備品の細部にいたるまで、当時の時代背景を再現しています。

この広大なロケ地で20日間にも渡り撮影が行われました。

③圧巻のアクションシーンは原作を超えた!

キングダムといえば、見せ場は戦闘シーン。

今回の映画ではストーリー上、万の軍勢どうしの対戦はありませんでしたが、王宮での戦闘シーンはスタッフ700人、兵士役等のエキストラ1万人が参加する空前の規模で撮影されました。

長澤まさみさんの長い手足を使った殺陣は女性を感じさせないほど迫力がありましたが、なんといっても一番の見せ場は左慈役の坂口拓さんの剣術です。

自称「現代の忍者」である坂口拓さんのアクションにおける圧倒的な技量は、そのまま俳優・山崎賢人さんとの剣術の差に現われますが、それは物語中の設定である元将軍・左慈とまだ戦場をしらない少年・信との差に投影されます。

この時演じていた山崎さんは「主人公なのに本当に死んじゃうんじゃないか」と思ったそうです。

迫真の演技を繰り出す両者は、共にスイッチが入っていたと後に語っています。
(参考:東宝ムービー https://www.toho.co.jp/movie/news/1904/08kingdom-the-movie_ib.html)

④マニアも唸らせた、原作を忠実に再現!

お気入りのマンガが実写化された時、原作のイメージとかけ離れていた、もしくはしっくりこないという経験は私も多々経験してまいりました;;

今作が大ヒットした大きな理由の一つに、マニア達も納得の再現ぶりだったことが挙げられます。

キャストのはまり具合は先ほど述べましたが、世界観や雰囲気を蘇らせてくれるシーンの数々に鳥肌が立ってしまいました。

ちょっとネタバレになってしまうかもしれませんが、二つばかり紹介いたします。(まだまだ名シーンがありますので、安心してくださいませ)

一つ目は政一行が逃亡の果てに、洞窟の出口に差し掛かったシーンです。

神々しい光に包まれる政の場面ですが、このようなシーンは原作にはありません。

しかし長い原作の中で秦王・嬴政は、時に光に包まれる名場面があります。

その全てが涙してしまいそうになるいいシーンなんですが、同時に初めて中華統一を成し遂げた特別な存在であることも強調されています。

今作でも政の象徴的な場面であり、キングダムの世界観を表現してくれています。

二つ目は山の民の城が現われた場面です。

これは間違いなくCGでしょうが、その迫力に正直「うわっ」と声が出てしまいました。

このシーンはできるだけ大きな画面で観ることをおすすめします!

⑤序章にすぎない、まだまだ続くキングダムの世界

さてさて実写版映画「キングダム」の見どころを語ってまいりましたが、「キングダム」の本当の魅力は、この映画をすべて見てもまだまだ序章に過ぎないというところではないでしょうか。

この映画を観たあなたは間違いなく、「これからどうなるの???」と感じ、次の展開を観たくなるはずです!

信のこれからは?

政って王だよね・・・?

王騎ってどんな人なの?

秦国ってどうなるの?

呂不韋(りょふい)って何者?

などなどなど・・・

それもそのはず、現在コミック58巻中、映画は5巻途中までなのです。

もっというと、キングダムはコミックで全100巻ぐらいにはなると思われますので、まだ5%しか映画になっていないのです。

ワンオクだから表現できた世界観、主題歌:ONE OK ROCK:「 Wasted Nights」

2020年5月の「金曜ロードSHOW!」で地上波初放送された映画「キングダム」でしたが、一つだけとても残念なことがありました。

それはエンディングに流れるはずだった主題歌:ONE OK ROCK「Wasted Nights」がばっさりカットされていたことでした(泣)

正直あのエンディングソングがあってこの映画は完成だったので、ほんとに残念でした(仕方ないですが・・・)

キングダムのために書き下ろされたこの曲について、ONE OK ROCKのボーカル・Takaは

曲のイメージを作るために完成前の映画を観させていただき、その規模感に感動しました。“壮大さ”、“ビッグアンセム”をテーマに楽曲を作り、試行錯誤を重ねていき、自他共に『これはいい!』と思える曲、『Wasted Nights』が完成しました。映画の壮大さに負けないような曲を書いたつもりですので、映画と共に主題歌もお楽しみください。」

とコメントしています。

タイトルの「Wasted Nights」は直訳すると、『無駄にしてきた夜たち』。

そして曲中何度も繰り返されるフレーズ、
「I don’t wanna wait.(もう僕は待っていたくない)」
I don’t wanna waste a night(この夜を無駄にはしたくない)」

キングダムの底辺に流れる大きなテーマ、「挑戦」や「前進」、「進化」。

そして中華統一という「革命」に向けて送られた応援歌(エール)のように感じます。

といいつつも、理屈ではない感動の一曲をどうぞお楽しみください。

(引用:youtube oriconより)

グロいシーンはある?怖がりでも大丈夫?

多くのファンがいるといっても、「キングダム」は戦場メインのマンガです。

その実写版となるとやはりリアルさを追求するあまり、ちょっとグロいシーンもあるんです・・・。

苦手な方もいらっしゃるでしょうから、少し紹介しておきますね。

クーデターを興した異母弟・成蟜は、母親が卑しい身分でありながら、兄・嬴政が自分と王位を争っていることが許せませんでした。
そして同じように低い身分から出世してきた自らの部下を、多くの兵の前で怪人・ランカイに命じて・・・

このシーンは開始から59分15秒前後にありますので、苦手な方はこのあたりでトイレにでも行ってくださいね。

血が出てくるシーンはやはり多いですが(一応戦国時代の映画ですので・・・)、そこまで激しくはないのでたぶん大丈夫と思いますよ。

高評価多し、皆さんのご感想を紹介します!

それでは皆さんの比較的新しいご感想を紹介いたします。

マンガも未読状態から映画を観られたとのこと。

この方は比較的私と近い感想をお持ちのようです。

このように映画から「キングダム」の世界にはまっていく方も多いようです。

続いて、

洋画好きの方にも、一定の評価が得られているようです。

キングダムファンというひいき目なしにみても、映画としての見ごたえは感じていただける作品だと思います。

キャラクター一人ひとりに皆さんそれぞれ思い入れがあり、評価や感想が違うのも「キングダムの魅力のひとつですね。

こうゆう文章を読むだけで楽しいです!

SNS上には今も映画「キングダム」の感想が続々とUPされていました。

ぜひまだ観ていない方、絶対損してますよ!

映画「キングダム」の世界を相関図で紹介します

(参考&引用:映画「キングダム」公式HPより)

今回の映画「キングダム」は秦国の首都・咸陽で王弟派が起こしたクーデターを舞台としています。

キャストとキャラクターをご紹介。キャラって史実?

信:山﨑賢人

プロフィール

年齢:25歳
身長:178cm

「デスノート」や「ジョジョの奇妙な冒険」など、アニメの実写版にも多数出演している山﨑賢人さん。「キングダム」の後も7月公開の「劇場」を含め立て続けに映画の主役が3本予定されている超売れっ子俳優です。

 

 

キャラクター(信)の特徴

信は後の李信、史実上で活躍する将軍です。
「天下の大将軍」になることを亡き親友・漂と誓い、政と共に中華統一を目指します。

映画では15歳位の設定なので、まだまだ少年の信。

 

 

役作りの注目点【個人的シンクロ度:98%】

私個人的には信役に彼以上の役者はいないと思っています。

当時22~23歳の山﨑賢人さんが15歳の下僕である信を演じるには、よほどの節制をしないと少年感が表現できないと思いますが、本当に精悍で野性味溢れる信を再現してくれました。

続編「キングダム2」も当然抜擢されていますし、本人はその時のためにトレーニングと節制を続けているとのことです。

これからは成長していく信も、役者として成長していく山﨑さんが演じてくれるでしょう。

嬴政・漂:吉沢亮

プロフィール
年齢:26歳
身長:171cm

国民的イケメンとして活躍中の吉沢亮さん。
数々の映画やドラマに出演することで、若者には不動の地位を確立してきましたが、NHK朝ドラ「なつぞら」に抜擢され全ての世代に知れ渡る国民的俳優に。
映画「キングダム」では第62回ブルーリボン賞・助演男優賞と、第43回日本アカデミー賞・最優秀助演男優賞を受賞しました!

キャラクター(政・漂)の特徴

政と漂の共通した特徴は共に品がある顔立ちと雰囲気、凛としていて冷静さと頭の良さを感じさせます。またその冷静さの中にも強い意志と情熱を持ったキャラクター。

特に政は始皇帝としてこれからすべてを背負っていく運命で、どんどんスケールが大きくなっていく人物です。

役作りの注目点【個人的シンクロ度:96%】

吉沢亮さんの一人二役も、ケチのつけようがありません。
差をつけた2%は山﨑賢人さんの10kgにもわたる減量への敬意だけです。
今回はかなり厳しいアクションもこなされていましたが、今後は当分戦場に出ることが無くなると思いますが、王宮での舌戦が待っています。

河了貂:橋本環奈

プロフィール
年齢:21歳
身長:152cm

「1000年に一人の逸材」といわれた美少女の橋本環奈さん。
すでにバラエティーからドラマ・映画・CMと大活躍中の女優さんですが、「キングダム」出演後もマンガ実写版映画への出演が立て続けに控えています。

 

 

キャラクター(河了貂)の特徴

河了貂は架空のキャラクターで、「梟鳴(きゅうめい)族」という山の民の末裔なので、変な衣装をかぶっています。
かわいらしいキャラクターですが、女の子一人で生き抜くために結構ダーティーなコトをやってきた苦労人です。マンガでは女の子であることを信は気付いていない設定ですが、映画でもどうやらそのようです。

 

役作りの注目点【個人的シンクロ度:60%】

はっきりいってかわいすぎます(笑)

マンガの登場当初は確かに男の子か女の子かわからないですが、1000年に一人の美少女を誰も男の子と間違えません。

信は一目見て「ガキンチョ」と言っていましたが、やはりちょっと無理があるような・・・

まあ、かわいいからいいんですけどね。

昌文君:髙嶋政宏

プロフィール
年齢:54歳
身長:185cm

芸能一家である高嶋ファミリーの長男・髙嶋政宏さんは若い頃から活躍されていましたので、もっとお歳かと思っていましたが、まだ54歳なのですね(謝)
数々の役をこなすベテラン俳優で、現在も月9ドラマ「SUITS/スーツ2」に出演中です。

 

キャラクター(昌文君)の特徴
秦王・嬴政に絶対的な忠誠を誓う重臣であり、史実上の人物です。
かつては武人として鳴らした腕前でしたが、現在は文官のトップに位置しています。
常に政のことを第一に考え、「王のためならいつでも死ねる」キャラクター。
また王騎とはかつて共に戦場を駆け回った旧友でもあります。

 

役作りの注目点【個人的シンクロ度:80%】

髙嶋政宏さんは185cmとかなり大きな方ですが、かつて武人だった昌文君もやはり大きく迫力と威厳があります。

マンガの昌文君よりもひげを蓄え、年配のような印象です。

ただずっと見てきた俳優さんなので、個人的には「あっ、髙嶋政宏さんだ!」ってなってしまうところが、中国を舞台にした映画にはすこしデメリットかも。

壁:満島真之介

プロフィール
年齢:31歳
身長:177cm

女優である姉の満島ひかりさんの影響を受けて、役者になられた満島真之介さん。
NHK朝ドラ「梅ちゃん先生」をはじめ、多数のドラマ・映画・舞台で活躍中のイケメン・実力派俳優です。
沖縄出身者特有のいわゆるソース顔とは違い、堀が深く、整った顔立ちは古代ローマの彫刻みたいです。

キャラクター(壁)の特徴

マンガ初期では信との絡みも多く、世話役というか兄貴分的な存在です。
超人が多数登場する「キングダム」にあって、壁はまさに普通の人なので親しみが持ちやすいキャラクターです。
壁は実在の将軍です。

 

役作りの注目点【個人的シンクロ度:65%】

今作では時間の制約からか、あまり登場シーンが少なく信との掛け合いもあまりないのが残念です。

河了貂役の橋本環奈さんもそうでしたが、満島真之介さんも壁役としてはイケメンすぎると思いました。

ただ壁は信の良き兄貴分として、コンスタントに登場し続けるキャラクターなので今後の活躍が楽しみです。

成蟜:本郷奏多

プロフィール
年齢:29歳
身長:174cm

本郷奏多さんはアニメの実写版映画に多数出演されている俳優さんです。
どちらかというと正統派の役どころより、癖のあるキャラクターを演じることが多いようです。
また舞台やバラエティ番組にも出演されており、マルチな才能を発揮されています。

 

キャラクター(成蟜)の特徴

成蟜は王位を争う異母兄・嬴政の出自の卑しさを心から憎んでいる、かなり性格が歪んだ実在のキャラクター。
生まれながらにして身分の高い者しか認めない、本当に嫌な奴です。
今作では敵のボスキャラだったにも関わらず殺されなかったことで、原作通り今後も秦国のキーパーソンとして続編にも登場するでしょう。

役作りの注目点【個人的シンクロ度:95%】

癖の強い役をこなされているだけあって、本郷奏多さんの成蟜役は顔から憎たらしさがにじみ出るような卑屈さ、まさにはまり役でした。

続編の「キングダム2」では出番はないかもしれませんが、その先の作品でもぜひ成蟜役は本郷奏多さんでお願いします。

竭氏:石橋蓮司

プロフィール
年齢:78歳
身長:178cm

御歳78歳になられた石橋蓮司さんは、あらゆる役を演じきる日本を代表する名優です。
主役を張るというより、いぶし銀の名脇役として活躍されることが多く、かつては日本アカデミー賞の最優秀助演男優賞も受賞されています。
出演作があまりにも多すぎて、一覧を見るだけでとてつもない俳優さんだと実感できます。

キャラクター(竭氏)の特徴

原作の竭氏の第一印象はとにかくデブ!
悪い奴で醜くて、腹黒くて、その上やっぱりデブなんです!
主である成蟜に対しての忠誠心など微塵も無く、自らの私利私欲のため動くキャラクターで一番悪い奴です。

 

役作りの注目点【個人的シンクロ度:60%】

私利私欲の塊を象徴するためには、やっぱりもっと太ったキャストの方がよかったと思います。

石橋蓮司さんはスリムでいぶし銀なので、いくら人相の悪い表情をされても軽薄にはならないような気がしました。(なんせ石橋蓮司さんなので・・・)

肆氏:加藤雅也

プロフィール
年齢:57歳
身長:183cm

加藤雅也さんは「メンズノンノ」の創刊号でファッションモデルをしていたそうで・・・
どうりでスタイル抜群でかっこいいはずです。
その後俳優としても凄まじい活躍ぶりで、正直肆氏は目立たない役だけにもったいないような気がします。

キャラクター(肆氏)の特徴

竭氏の横暴な振る舞いにも耐えながら従うキャラクターですが、いかなる時も冷静沈着で物事の分析に長けています。

 

 

役作りの注目点【個人的シンクロ度:88%】

原作のビジュアルにかなり近く役にはまっているイメージですが、如何せん登場場面が少ないのです。

特に映画となると、今後ももっと重要なキャラクターがどんどん追加されていくだけに、出番があるかどうか・・・

左慈:坂口拓

プロフィール
年齢:45歳
身長:175cm

アクション俳優として活躍していた坂口拓さんは、2013年に一旦俳優業を引退しています。
翌年俳優復帰され、現在はアクション監督やユーチューバーとしても活動されています。
他のキャストに殺陣の指導をされ、「キングダム」のアクションシーンの向上に尽力されたとのことです。

キャラクター(左慈)の特徴

原作と大きく違う設定となったキャラが左慈です。
信一行の前に立ちはだかる最後のボスキャラは原作ではランカイでしたが、映画では坂口拓さんと山﨑賢人さんの迫真の演技をラストにしたことで、最後に最大の見せ場ができました。
なお左慈は架空のキャラクターです。

 

 

役作りの注目点【個人的シンクロ度:98%】

ふてぶてしさが鼻につくキャラもそうですが、圧倒的な強さと流れるような剣術は坂口拓さんならでは!で、まさに左慈。

最初に信の居た村を焼き払う指揮もとっていたことから、元将軍ながら裏部隊のトップといった位置づけのようです。

今作で死んでしまったのが残念なぐらい、ハマってました。

ランカイ:阿見201

プロフィール
年齢:41歳
身長:201cm

阿見201さんは元々お笑いコンビ・デコボコ団として活動していましたが2015年解散し、現在は肩書きを俳優と変えています。
お分かりだと思いますが、阿見201の「201」は身長です。
特技が西洋甲冑戦競技(日本代表)、ゲームなど多方面に活躍されてます。

キャラクター(ランカイ)の特徴

原作では巨大な猿という名目で、成蟜が闇商人から買い付けた化け物です。

素手で人をひねり潰してしまうほどの怪力で、成蟜のいうことならなんでも聞くように調教されています。

もちろん架空のキャラです。

 

 

役作りの注目点【個人的シンクロ度:95%】

このキャラクターが実写化されるならCGしかないと思っていたのですが、阿見201さんはCGを使わず演じきりました。

新開発された特殊ボディスーツと特殊脚部装置を装着することで、この化け物を再現しました。

ちなみにこの時「阿見201」ではなく、「阿見301」になったそうです。

 

魏興:宇梶剛士

プロフィール
年齢:57歳
身長:188cm

芸能人として活躍する前に、数々の武勇伝をお持ちの宇梶剛士さん。
一時は芸能人ケンカ最強も噂されていたほどの猛者です。
「半沢直樹」をはじめ、ドラマでは数多く出演されていますし、映画・CMでも活躍する高感度の高い俳優さんです。

 

キャラクター(魏興)の特徴

魏興も正直出番がほとんど無いキャラクターでしたが、王騎登場の見せ場を作ってくれました。

弩弓隊を率いる王弟派の守護神として、成蟜を守ります。

原作では信ではなく、王騎に一刀両断されます。

 

役作りの注目点【個人的シンクロ度:90%】

剛健・無骨なイメージのある武将で、ビジュアルは宇梶剛士さんとマッチしていると思います。

本当に個人的感想で申し訳ないのですが、宇梶さんには蒙武を演じて欲しかったんです、私!

絶対ハマリ役だと思いませんか!

魏興はハマっていましたが、出番が少なすぎると思ってしまいました(泣)

朱凶:深水元基

プロフィール
年齢:40歳
身長:187cm

深水元基さんはモデル・俳優の他にオリジナルブランド「montee」のデザインを手がけておられ、マルチな才能の持ち主です。

 

 

キャラクター(朱凶)の特徴

信の親友・漂に致命傷を負わせた暗殺者が朱凶です。

信が命をかけて戦う最初の強敵で、オリジナルキャラです。

原作では刺客団・朱凶の徐完という名でした。

 

役作りの注目点【個人的シンクロ度:90%】

朱凶は特殊な外見をしており、そのため深水元基さんも特殊メイクをされたと思いますが、見事にビジュアルを再現しています。

信との戦いも迫力満点です。

ムタ:橋本じゅん

プロフィール
年齢:56歳
身長:171cm

橋本じゅんさんは「劇団☆新感線」に所属されており、主に舞台俳優として活躍されていますが、TVドラマや映画にも多数出演されています。

 

 

キャラクター(ムタ)の特徴

ムタは南越のベッサ族出身の刺客という設定で、もちろん架空のキャラクターです。
特殊な衣装と動きが特徴で武器は毒矢ですが、これはのちに河了貂が受け継ぎます。

 

役作りの注目点【個人的シンクロ度:85%】

元々の原作のキャラクターが特殊すぎて、これ以上似せることは難しいように思いました。

ワイヤーアクションでの地面すれすれ低空飛行は必見です。

楊端和:長澤まさみ

プロフィール
年齢:33歳
身長:168cm

もう説明不要なほどに超人気女優の長澤まさみさん。
セカチューこと、「世界の中心で、愛をさけぶ」以来、15年ぶりに「キングダム」で日本アカデミー賞・最優秀助演女優賞に輝きました。

 

キャラクター(楊端和)の特徴

無数の山の民を統率する山界の王。
女性でありながら圧倒的な武力を誇り、さらに完璧な美貌も兼ね備えています。

加えて秦王と同盟を結ぶ未来志向の持ち主で、頭も抜群に切れるという男が全く近づけない完璧なキャラクター。

楊端和は実在の将軍ですが、男性なのか女性なのかは全く記録に残っていません。

 

役作りの注目点【個人的シンクロ度:97%】

恐らくこの楊端和役が一番難しい役だったと察します。

実在の武将ではありますが恐らく男性の可能性が高く、女性であったとしても戦場で刀を振り回すことはなかったでしょう。

すごい数のキャストの中で、たった一人女性が戦うのですから、長澤まさみさんの苦労は大変なものだったでしょう。

自身も感想の中で、「心が折れそうになった」と語っているようにプレッシャーも半端なかったようです。

しかしこの完璧なキャラは長澤まさみさん以外、再現はありえなかったと確信します!

バジオウ:阿部進之介

プロフィール
年齢:38歳
身長:185cm

「仮面ライダー555」でデビューした阿部進之介さんは、その後もライダーシリーズに度々ゲスト出演されていることから、当時のお子さま達にはヒーローだったのでしょう。
その後も数々の映画やドラマで好演され、高い評価の役者の一人です。

 

キャラクター(バジオウ)の特徴

楊端和の下、山の民の兵士を束ねるナンバー2がバジオウです。

常に仮面を被っているために、原作でも素顔を現したことはありません。

しかしリミッターが切れると、無敵に近い強さを発揮します。

 

役作りの注目点【個人的シンクロ度:90%】

失礼ながら私は阿部進之介さんを存じ上げなかったのですが、バジオウという役を顔が露出されない中、完璧近く再現されていました。

特にその肉体は圧巻で、バキバキの腹筋がまさにバジオウ!

役作りにストイックな役者さんだと分かりました。

タジフ:一ノ瀬ワタル

プロフィール
年齢:35歳
身長:178cm

一ノ瀬ワタルさんは福岡県出身の元プロキックボクサーで、現在俳優をされています。

 

 

キャラクター(タジフ)の特徴

バジオウと行動を共にする山の民の幹部。

巨漢からくりだされる石球の攻撃は、一撃で相手を蹴散らします。

バジオウと共に架空のキャラです。

 

役作りの注目点【個人的シンクロ度:80%】

タジフとバジオウが並ぶとどうしてもタジフの方が大きいイメージがあるので、190cmぐらいの役者さんが必要だったかも。

しかしながら元格闘家ということで、迫力十分です。

王騎:大沢たかお

プロフィール
年齢:52歳
身長:181cm

映画「解夏」やTVドラマ「JIN-仁-」をはじめ、名作と呼ばれる作品の主役を演じ続ける大沢たかおさん。実は2016年から2年間ほど表舞台から姿を消していたそうで、いわゆる休業状態でした。当時は役者を辞めようかとも考えたそうで・・・、全く知りませんでした。
休業から2年後舞い込んだ「気になる仕事」の話、その一つが映画「キングダム」だったとのこと。
大沢さんの復活のきっかけとなった王騎役、ぜひご覧ください!

 

キャラクター(王騎)の特徴
王騎は「キングダム」のカリスマです。
最後の六大将軍である「秦国の怪鳥」・王騎は、身長2メートル以上ある巨躯の持ち主で、見るものを圧倒する威圧感と存在感を併せ持ちます。
そして「天下の大将軍」を目指す信の具体的な道しるべとして、信の成長に大きく関わる無二の存在です。
この最重要な役どころこそ、復活した大沢さんにふさわしい役でした。

役作りの注目点【個人的シンクロ度:98%】

原作者・原先生が「実写化を全く想定せずに作ったキャラクター」と説明するように、すべてが規格外の大きな器である王騎。

ビジュアルでは181cmだった大沢さんは、身体を大きく見せるために肉体改造をし、75kgから90kgへと増量。

役作りを終えた大沢さんが撮影現場に入った時、キャストやスタッフ達はその威圧感に怖ろしさを感じ、現場の空気が変わったと感想を話しています。
(参考:映画ナタリーより https://natalie.mu/eiga/pp/kingdommovie/page/2)

王騎はあなたを「キングダム」の世界に引きずり込みます。

騰:要潤

プロフィール
年齢:39歳
身長:185cm

「仮面ライダーアギト」でデビュー以来、イケメンヒーローブームを牽引した要潤さんは、まだ30代だったのですね。
映画では「CASSHERN」・「神様のカルテ」など、朝ドラ「まんぷく」にも出演を果たされました。

 

キャラクター(騰)の特徴
原作では騰は茶色い髪、パッチリした目とクリンと反った口ひげ。
かなり特徴的なビジュアルで、やや西洋風で派手なイメージもありますが、要さんの騰は落ち着いた雰囲気をかもし出しています。
王騎がいなくなってから活躍しだすキャラクターなので、映画が続く限り登場し続けると思われます。

役作りの注目点【個人的シンクロ度:80%】

今作ではほとんど出番はありませんが、それは原作通り。

今後王騎同様、今後有り余る才能を発揮しだす、魅力あふれるキャラクターです。

特に戦いかたは独特で、「ファルファル」をどのように表現するのか・・・

ご本人も原先生と一緒に考えていきたい、とのことでした。

映画「キングダム」はどうやったら観れる?

地上波の放送は近々あるの?

2020年の5月29日に地上波の放送があったばかりですので、恐らく当分無いと思われます。

ちなみにこの時の平均視聴率は16.5%で、22時前にはツイッターで「#キングダム」が世界トレンド1位になりました。

おすすめ配信先とDVD販売

現在、多数のネットサービスが映画「キングダム」の配信をしています。

当サイトがおすすめしているサービスはU-NEXT、その理由はこちらをどうぞ。

U-NEXTへのリンク

またすでに会員になっているサービスに映画「キングダム」がある可能性が高いと思いますので、ぜひ一度お調べください。(無いほうがめずらしいかも・・・)

映画「キングダム」のDVD&ブルーレイセットもアマゾンや楽天で販売されていますが、アマゾンでは、

【Amazon.co.jp限定】キングダム ブルーレイ&DVDセット プレミアム・エディション(初回生産限定)なるものが販売されていました。

スペシャル・ボーナスディスクが特典として付いているようです(内容は買った者のみぞ知り得る・・・)

まとめ

映画「キングダム」のあらすじ・見どころ・相関図などを紹介してまいりました。

今回キャストの方々を調べていくうちに、本当に豪華な出演者を集めたなぁ~としみじみ感じました。

また大きい俳優さんばっかりにも驚きましたよ!

そして演者さん達の熱量もコメントを見ていくうちに、どんどん伝わってきました。

まだ観ていない方はぜひご覧ください。

絶対損した気分にはならないと思いますよ。

実写版映画「キングダム」は構想から約4~5年ほど掛かってようやく完成しました。

続編の制作が正式に発表されましたが、やはり相当長い時間を費やして完成するのしょう。

長い原作の一体どこまでを映画化できるのか、まだ誰にも分からないでしょうがずっと続いていった欲しいと願うばかりです。

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