キングダム

キングダムのネタバレ【624話確定&625話速報】何度も天下の大将軍だっつってんだろーが!

ここでは大人気漫画『キングダム』の最新話までのあじすじ・ネタバレを無料でご紹介します。

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Contents

連載中:キングダム最新話&最新刊までのネタバレ

史実を元に今後の結末をネタバレ予想しています。
史実から読み解くキングダムの今後の展開と実在する登場人物

相関図と合わせて見るとこのネタバレ記事の理解がさらに深まります。
キングダムの主な登場人物と相関図

625話のネタバレ予想(2019年12月12日発売のヤンジャンに収録)

発売前予想 ここをタップしたら開きます

次回625話も信vs龐煖が描かれ続けると思われます。

いよいよ二人の戦いも最終版になりつつありますが、次回は「信が龐煖の道の答え」の核心部分に触れられるのではないでしょうか。

今回も各戦場は無視してこの「答え」を少し考察したいと思います。

今話の冒頭李牧が龐煖を語るとき、「道」という言葉を強調します。

これは龐煖が「道家」の思想化であった、という史実から描かれたものだと思われます。

「道家」の書である「老子」には修行によって「道」に近づき、達して、最終的には「道」と一体になれると説いており、道家とは人が人として成り立つには何が必要か探し、「道」を求めていく哲学的な思想とされています。

また「道」と一体になる方法として「無為」という態度が重視されています。

「無為」とは外部からの知識や理論を蓄えるのではなく、自己の内部から雑多なモノを排除していくことで「無為」に至るとされています。
          参考資料:始皇帝中華統一の思想~キングダムで解く中国大陸の謎~ 渡邉義浩著
龐煖が山にこもり修行しているのはまさに「無為」に至るためで、情や愛でさえ排除しようとしています。

実はもう一人「無為」を実践しようとしていたキャラクターがかつていました。

それは羌瘣です。

羌瘣もかつては蚩尤を目指すものとして、一切の情を捨てる“祭”を通して最強になろうとしていました。

その羌瘣もかつての王騎の強さを以前は理解できませんでした。

おそらくこの時感じた羌瘣の疑問の答えが、今信が持っている「答え」なのだと思われます。

次話で明かされる李牧のいう「答え」がどのように表現されるのか、「愛」なのか「思い」か、他の言葉でしょうか?

本当にたのしみです。

624 話のネタバレ感想(2019年12月5日発売のヤンジャンに収録)

最新の624話は「人の代表」と前回に続き哲学的な題がついています。

信と龐煖の激闘を見ている李牧の部下たちも、人の救済のために龐煖が戦っているという李牧の話しに「龐煖からそのような愛を感じられない」と疑問を呈します。

その疑問に対し李牧は、一般人の考える愛など求道者たちは持ち合わせておらず、ただあるのは道のみ。

龐煖でいうなら武神への道のみ、と周りに伝えます。

戦場では龐煖のフルスイングに、またも信は体ごと弾き飛ばされてしまいます。

なおも襲い掛かる龐煖の矛をくい止めますが、ジリジリと力負けし地面にねじ伏せられます。

すぐさま立ち上がる信の甲冑に龐煖の返す刀がヒット、矛の刃が甲冑を裂き信の胴体に達し血が吹き出します。

誰もが「これで終わった」と感じた瞬間、信は王騎の矛を杖代わりにして立ち上がります。

この状態で信は間髪いれず龐煖向って突進!

その様子を見ていたカイネは李牧に問います「あの男は・・・なぜ立ち向かっていけるのですが・・・圧倒的に強い龐煖様相手に何度も立ち上がり、何度でも!」

その問いに李牧は「龐煖が人の代表ならば、彼も・・・いや彼らも、人の代表です」と答えます。

そのとき初めて信の矛が龐煖の矛を受け止めます。

さらに信はジワジワと力で龐煖の矛を押し込んでゆくのです。

その力に虚をつかれた龐煖が、信に目をやったとき見たものが・・・信の後ろで、信と共に矛を押し込む王騎の姿!だったのです。

これに逆上した龐煖は信をなぎ倒し、必至に王騎の矛で防戦する上から、地面に叩きつける豪雨のように信を滅多打ちにします。

見かねた飛信隊メンバー達は二人に割って入ろうとしますが歩兵は足が、騎馬兵は馬が、恐怖で動かないのです。

その様子を高台から見ながら李牧がカイネに続けます「私が龐煖の道を答えに導く者」、「そして信はその答えを持つ者」と。

「人の・・・代表・・・、(信が)人の・・・答え!?」と驚くカイネ。

滅多打ちにされる中、龐煖の矛を受け止めながらゆっくり信は立ち上がりはじめます。

納得のいかない龐煖があの時と同じセリフをまた口にします。「なぜ俺に抗える。貴様らは一体、何なのだ!」

そして信もあの時の王騎と同じ言葉を龐煖返すのでした。「何度も、何度も、天下の大将軍だっつってんだろーが!」

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次回624話の予想ですが、いよいよ信vs龐煖の宿命の闘いも佳境を迎えそうです。

今回の話で龐煖の存在の重みがやっと増したように思います。

今の状態の信が本当に勝てるのかちょっと不安にになってきましたが、やっぱり一人では無く飛信隊のメンバーと共に龐煖を討ち果たすのではとの思いが強くなってきました。

次回も他の戦場を無視して、信vs龐煖が描かれることを期待しつつ今話に関して・・・

一人の偉業で人々を導こうとする龐煖の想いはやはり傲慢で、王騎が示した天下の大将軍の姿とは対極の思想であり、信や政が目指す中華統一実現への道と比べるとあまりにも軽く、非現実的に感じました。

今回は何より作者・原先生の探究心と情熱が現われていると感じました。

恐らく史実上の龐煖が道家の思想家であったことから道家について調べ上げ、老子や荘子に関する記録みながら思いをめぐらせたことでしょう。

その上で漫画として成立する表現に苦心して創り上げたのではないでしょうか。

道家思想について詳しくないのでこれ以上なにも述べれませんが、原先生本当にお疲れ様でした。

623話のネタバレ感想(2019年11月28日発売のヤンジャンに収録)

今回の第623話「摸を示す」は青年誌の枠を超えるスケールの大きさと深さを感じる一話でした。。。

では、ネタバレはじめます。

龐煖が信に重い一刀を浴びせ、信が何とか受け止める厳しい闘いが続く中、カイネは李牧の「龐煖は我々人の代表です」の言葉の意味を問います。

そして李牧は龐煖との出会いについて語りだします。

それは19年前のことで当時李牧は戦いに溺れ、多くのものを失い続けていた愚か者でした。

そしてある戦で破れ重傷を負いながら一人山深くまで逃げ、命を落としかけていたその時龐煖と運命的に出会います。

右手に矛、左手に虎の首を持ち悠然と歩くその姿を、意識を失いかけていた李牧はなぜか人ではない存在に感じていました。

龐煖「我が道を阻む者は、余さず屠り、土に還す」とつぶやき、李牧の首を矛で落とそうとします。

が、なぜか手を止めた龐煖に息絶えかけている李牧は「どうした・・・?俺はおまえ道を阻むほどの存在ではないが、目障りなら殺すがいい・・・俺にはもう何もない・・・親も兄弟も仲間もすべて失った・・・皆・・・」と力なく伝えます。

李牧も壮絶な過去があったんですね。

その李牧に龐煖は、「貴様の役目はまだ何も果たされていない」と伝え、自らには『地の声』が聞こえ、その声が二人を引き合わせたと告げます。

そして李牧をしっかりと見つめ「貴様は俺の道を答えに“導く者”だ」と。

李牧は朦朧としながらも戸惑い、龐煖が何を言わんとしているのかわからないと伝えます。

龐煖はいずれわかると告げ、横たわる李牧にゆっくり手をかざします。

「俺の名は“求道者”龐煖だ」

この言葉を聞いた後、李牧は意識を失ってしまいます。

朝になり目が覚めた李牧は起き上がれるぐらいに回復し、山中をふらつきながら歩いていると、死体の山となった追手の敵兵たちを目の当たりにします。

ここまでの李牧の話しを驚愕の表情で聞き入っていたカイネに、李牧はこの話しの核心を伝えます。

自分のことを求道者といった龐煖の求めるその道とは“人の救済”であると。

そして更にかつて求道者を知るために旅に出たときのことを語り始めます。

命を救われたその後、李牧は龐煖の言っていた求道者のことを調べるために軍を離れ再び深い山々を放浪します。

そこである求道者と出会い李牧は、

・古くからずっと争いを繰り返す人々を救うために集まった、賢者の集団が求道者の始まりだったこと
・愛や情があるから人は人らしくあるのに、その愛と情があるかぎり人は争うことを止めないという大いなる矛盾をもった生き物であること
・その矛盾を解くため求道者たちは人を超える存在になるべく、山深くに身を置きひたすら自らの道を探しはじめたこと、を知るのでした。

そしてもう一つ、李牧ですら理解を超える話しだったというのが、

これら自らの道を求め始めた“求道者”のうち一人でも、人の域と超えた存在となる奇跡を人々に摸(模範)として示すことができれば、全ての人が今とは違う存在への導かれ、争いを止め苦しみから完全に解放される、ということでした。(ニュータイプ理論?)

李牧の話しをここまで聞いていたカイネや周りの兵たちは、龐煖が自ら最強であることを誇示するために殺しまくっていたのではなく、武の道で人を超えた存在・武神となる奇跡を人々に示すことで、争いの無い世へ人々を導くことが目的であったことを知るのでした。

そして龐煖の目的を知った彼らの左目だけから、無意識のうちに涙が流れ出します。

涙を拭いながらカイネは求道者たちの所業が常軌を逸していると李牧に伝えるのですが、もちろん李牧もそのことを承知しながらも、武神になるため全てをかけて信と闘っている龐煖を見守るのでした。

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次回623話も恐らく信vs龐煖が舞台になると思います。

もしかしたら龐煖への李牧の思いが、詳しく語られるような話になるかもしれませんね。

各戦場も進展はないと思いますので、この場を借りて先ほどの李牧の言葉の真意を考察します。
我々「人」の代表と言うことは、言い換えれば「一番人間らしい」ということではないでしょうか。

「武神」つまり神を自負する龐煖ですが、もう勝つことができない王騎の影に脅え、苦しみ続けながらも答えを求める姿がまさに「人間らしい」と李牧の目に映ったように感じました。

また別の解釈かもしれませんが、求道者である龐煖の生き方は出世などまるで興味がなく、自分の求める道をただ自然に自分らしく生きている無為自然。

そういう生き方ができない、愚かな王に仕えるざるを得ない李牧の複雑な心境を表した言葉にも受け取れました。

622話のネタバレ感想(2019年11月21日発売のヤンジャンに収録)

ボロボロになった羌瘣を受け止めた信。

そこへやっとの思いで駆けつけた尾平と崇原たちが見たものは・・・

去亥をはじめ、飛信隊の兵たちの無残な姿でした。

尾平が馬上の信に目をやると、そこには意識を失い血に染まった羌瘣が力なく信に身を預けています。

馬から降り尾平に羌瘣の身を渡す信。

信「俺は、決着をつけてくる」と尾平に伝えますが、もうすでに泣いている尾平はとても闘える状態ではないであろう信を引きとめようとします。

が、信の表情を見て出掛かった言葉が止まりました。

「信・・・?お前・・・」尾平が戸惑う中、

信「龐煖 お前は・・・・何なんだっ」

龐煖が襲ってくることが分かっていて「お前の危機は私が守る」といってくれた羌瘣、本能型の武将として尊敬していた麃公将軍、そして自らの進むべき道の手本としてもっといろんなことを教えて欲しかった天下の大将軍・王騎。

信の大切なものをことごとく奪っていくその男に対して、信は心から叫びます。

「何なんだ! 龐煖っ!!」

しかし龐煖の意識は怒りに叫ぶ信ではなく、信の手にある王騎の矛に注がれています。

王騎の背を射る矢がなければ確実に負けていた、あの闘いにもがき苦しみ続けてきた龐煖もまた怒りにまかせて叫び、信めがけて矛をフルスイング!

王騎の矛で受け止めた信は弾き飛ばされますが、一回転して趙兵の中で踏みとどまります。

さらに龐煖は周りの趙兵を真っ二つにしながらも追撃の一刀を放ちますが、信はぎりぎり受け止めます。

もはや龐煖には王騎の矛を持つ信しか見えておらず、趙だの秦だの勝敗だの全く関係ありません。

その様子を高台から見ていたカイネは、恐ろしさのあまり震えています。

そしてカイネまでもが李牧に問います。

「本当に・・・何なのですか、一体・・・」

三大天・龐煖に対して、思わずでたカイネの本音に李牧は答えます。

「龐煖は、我々“人”の代表です」

この李牧の言葉の真意はいったいなんなのでしょう?

そして信vs龐煖の行方は!

今回のキングダムは「何なのだ!」疑問だらけです。。。

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今回の621話は読んでいて本当に苦しくて、ちょっと落ち込んでしまいました。

次回622話は期待もこめて他の戦場は無視して、信vs龐煖を予想したいと思います。

といっても信が爆発してくれるはずで、細かく予想もしようがありません。

状況としては龐煖は前回信と闘ったときと同じく腕一本での勝負となり、信はやはり前回と同じく満身創痍。

信の成長と李牧の言う「結末」を楽しみに待ちましょう!

621話のネタバレ感想(2019年11月14日発売のヤンジャンに収録)

最初に述べておきますが、今回の話は羌瘣のファンやコスプレイヤーは見ないほうがいいかもしれません。

間違いなくいままでで一番残酷な場面が多くて、私も見ていて苦しかったです。。。

いよいよ全開の羌瘣が武神に挑みます。

目の前にいる龐煖が究極の強さの一歩手前まで来ていることを感じている羌瘣は、かつて仇であり蚩尤だった幽連を倒したときに至った、究極の域「魄領の禁」よりもっと深く呼吸を落としていきます。

対幽連のときもそうでしたが、呼吸を落としすぎると目の血管が裂け、血の涙が流れ始めます。

そして今回はそれだけでは済まず、顔だけでなく全身の血管が浮かび上がり体中から血が噴出しそうな状態になっています。

まさに命を投げ出すような羌瘣の覚悟を見せ付けた瞬間です。

そして羌瘣は舞います。

戦慄の速さをみせる羌瘣の前に龐煖も成す術なく切り刻まれ、その驚きの光景に李牧も危機感を抱いています。

しかし攻撃をしている羌瘣も全身の血管が破れつつあるような、命を削りながらの攻撃を続けています。

そして遂に・・・

龐煖の左小指と薬指を切り落とし、まわりにいた飛信隊メンバーも勝利を期待します。

さらに羌瘣も限界を超えた厳しい状況で歯を食いしばり必死に舞うのですが、まるで羌瘣の命のカウントダウンのように五つある緑穂の珠の3つ目が割れてしまいます。

とどめにいった羌瘣を弾き飛ばしたのは龐煖の右手から繰り出された剛刀のフルスイング!

かつての羌瘣ならここで勝負ありだったでしょうが、今の羌瘣はこの場面で踏みとどまります。

そして龐煖の言葉、「神堕としの分際で所詮は器。宿す者ではない」


つまりあくまで羌瘣の神がかり的な動きには時間制限があり、武神である自分(龐煖)に適うはずがないと叫びます。

でたぁ~~!きめ台詞「我武神龐煖也」

凄まじい斬り合い、かつての龐煖対王騎将軍を思い出させます。

さらに斬りつけるところを見ると羌瘣の方が上回っているとさえ感じたその瞬間、

羌瘣は脚を掴まれてしまいます。

これは偶然ではないでしょう。

龐煖は限界に達している羌瘣の動きを見て、負傷している左手に矛を持ち替えながら肉を切らせて骨を断つべく右手で脚を捕りにいったわけです!

勝つためなら正々堂々など関係ない、それが龐煖です!(キライ!)

ここからは見るに耐えない場面が続きます。

一見ちいさい女の子にしか見えない羌瘣は、まるで意志の無い人形のように振り回され地面に叩きつけられます。

さらに叩きつけようと龐煖が振りかぶったその時、羌瘣は狙い済ました最後の一撃を龐煖の頭部めがけて放ちますが、矛を捨てた左手で受け止めます。

ここで勝負ありました・・・(号泣)

つかまれた左足首を握りつぶされた相棒である緑穂を持っていられなくなり・・・

信を守ろうとした羌瘣の完全な敗北、つらすぎます(超号泣)

この残酷な場面に堪えられなくなり、飛信隊メンバーが割って入ろうとしますが
龐煖はまるでモノを扱うように羌瘣を投げつけます。

意識を失ってボロボロの人形のようになってしまった羌瘣を、やっときた信が受け止めます。

ついに、宿命の対決の最終章がはじまります。

たのむぞ!信っ!

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620話では王翦が首尾よく混戦を抜け出し前方の秦軍へ向い出し、全体の戦況が少し動き出しました。

では各戦場を予測していきます。

①王翦本陣の乱戦(傅抵隊VS蒙恬・楽華隊、王翦・王賁の行方)
②羌瘣VS龐煖
③糸凌VS馬呈

①傅抵VS蒙恬は純粋な武力は傅抵のほうが上だと思いますが、蒙恬にはそれを補って余りある知があるので王翦が逃げる時間稼ぎに成功するでしょう。

残念ながら王賁はもう限界ですので静かにしておいてください。

ここでの密かな注目ポイントは馬南慈で、私は王翦に討たれると思っていたのですがその可能性はほぼなくなり次なる重要な役割のために一旦フェードアウトのようです。
②次回はもちろんここが中心に描かれるでしょう。

無傷の羌瘣なら一人で龐煖を討つことができると思いますが、今の羌瘣はボロボロなのでこれから禁断の領域である「魄領の禁」まで呼吸を落とすことになると思いますが、極めて短い時間になるでしょう。

龐煖に大きなダメージを与えるでしょうが、結果として羌瘣は呼吸の時間切れで窮地に追い込まれると予想します。

③李牧本陣にあって龐煖が討たれてしまうと頼りになるのは馬呈しかいなくなるので、徐々に彼の重要度は増しています。

つまり糸凌は死地にいます。

討ち死予測・・・糸凌(ほぼ確定)
行方知れず・・・雷伯・段茶(逃亡中)

620話のネタバレ感想(2019年10月31日発売のヤンジャンに収録)

今回まず最初に描かれた戦場は王翦本陣でした。

馬南慈の負傷で追撃の勢いが衰えたスキを突いて、王翦は蒙恬が意図していた左の楽華隊本陣ではなく、李牧本陣と交戦中の田里弥軍への合流を狙い突き進みます。

ところがこれを傅抵隊が指をくわえて眺めているはずもなく、王翦めがけて執拗に追撃を仕掛けてきます。

王翦は傅抵隊に背を討たれ兵を削られながら、田里弥軍の奥にある李牧本陣から立ち昇る砂塵のようすから李牧本陣も陥落寸前と悟ります。

右からの攻撃、つまり飛信隊が李牧本陣に到達しつつあることを確認した蒙恬は、後ろから迫りつつある傅抵隊を足止めするために少数の楽華隊の兵とともに反転するのでした。

そして舞台は龐煖が現われた飛信隊の最前線へと移ります。

前回一撃で多数の人馬をなぎ倒し、真っ二つにした龐煖の足元には無残にも切り刻まれた飛信隊初期メンバーの去亥の骸があります。

彷徨える武神の咆哮、もうお馴染みになりつつある雄たけびで戦場は人も馬もてんやわんやの大混乱!!

この雄たけびと異様な雰囲気を感じ取った尾平は龐煖が現われたことを悟り、宿命の戦いの場へ向けてフラフラと歩き始めます。

信と尾平は信が初陣する前からの大切な仲間。

心の底から龐煖の恐ろしさを分かっている尾平はどんな結果になったとしても、決着のその瞬間信のそばに居たいとの想いから歩き出したのでしょう。。。

一方龐煖の雄たけびで一瞬動きが止まった戦場では、旧麃公軍の兵達が主の仇討ちとばかりに龐煖へ襲い掛かります。

ところが武神・龐煖の前には全く歯が立たず、片っ端から真っ二つにされてしまいます。

その様子を目の当たりにした元麃公軍の千人将だった岳雷と今や飛信隊の中心メンバーとなった我呂が周りの静止を振り切って龐煖へ切りかかろうとしたその時、「トーン、タンタン、トーン・・・」

羌瘣が動き出します。

背後に羌瘣の気を感じた龐煖はフルスイングの一刀を放ちますが、逆に腕を切りつけられ、さらに羌瘣は龐煖に迫ります。

驚異の舞をみせる羌瘣ですが、それでも龐煖に致命の一撃を加えることができず「もっと速く、もっと深く」と呼吸を深く落としながら、「ごめん、緑穂(りょくすい)。命を貸して」

ともに戦い抜いてきた愛刀・緑穂からも更なる力を引き出そうとします。

その願いに無理して応えるかのように緑穂の珠に亀裂が走ります。

信が来る前に龐煖を討つ!

いよいよ羌瘣が全開で武神・龐煖に挑みます。

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619話もほぼ飛信隊メインでしたので他の戦場はあまり進んでいませんが、このタイミングなら次回はもしかしたら王翦本陣に場面が移るかもしれませんね。

VSの構図はすこし変化しました。

①王翦本陣の乱戦(馬南慈VS王翦本陣、傅抵隊VS蒙恬・王賁隊)
②飛信隊VS龐煖
③糸凌VS馬呈

①は前々回のままの予想。
②龐煖だけは信と羌瘣以外では全く歯が立たないと思われますのでどちらかか、二人同時かで戦うのですが・・・これは羌瘣一人でしょう。

理由はちゃんとネタフリがありまして、

この決戦15日目の朝、羌瘣は今の状況を予期しており信を守り抜く決意に満ちています。

ただし二人ともボロボロなので、対輪虎戦のときのように何か特別なハプニングがない限り龐煖には勝てないのでは・・・と思ってしまいます。

③こちらはズバリ馬呈でしょう。

小賢しい予想ですが原先生は馬呈のような男気溢れるキャラが好きだと感じますので、糸凌には悪いですが討たれてしまい、仇討ちに倉央がやってくるって感じでしょう。

討ち死予測・・・糸凌・馬南慈・雷伯(あれっ、どこ行った?)・段茶(逃亡罪で死刑)

619話のネタバレ感想(2019年10月24日発売のヤンジャンに収録)

619話は前回同様、李牧本陣からスタートです!

弓矢兄弟に命を救われた河了貂は弟・淡に矢を抜いてもらうと、兄の仁に感謝の言葉をかけます。

どうやら仁君は大丈夫のようです。

驚いたことに河了貂も重傷を負っているはずなのですが、すぐさま馬にのり指示を出しながら前線に戻ります(でも左肩を射抜かれているので、左手で手綱を持つのはちょっと無理なのでは・・・)

金毛が討たれたことを知り、金毛軍の本陣は活気付く飛信隊の突撃を食い止めることが出来ず一気に崩壊していきます。

すぐ近くの戦場で戦っていたカイネは飛信隊の喚声を聞き、李牧本陣が窮地に陥りつつあることを察し焦ります。

と、そのときカイネの前に糸凌が現われ、剛剣を振り下ろします。

カイネも間一髪剣で受け止めたものの馬ごと弾き飛ばされます。

飛ばされたカイネを巨躯の男が受け止めます!馬呈です。

馬呈はカイネが糸凌に歯が立たないと見るや、自分に糸凌を任せてカイネは李牧を助けに行けと告げます。

馬呈の男気、カッコいいっス!

再び場面は替わり、金毛軍を抜き李牧本陣に肉薄しつつある飛信隊。

ここは飛信隊フルメンバーでの総攻撃で一気に押し切ろうとします。

獄突陣はよくわかりませんが、破壊力ありそうです。

しかし肝心の二人、信と羌瘣にいつもの突破力がありません。

それもそのはずで前日、羌瘣は趙峩龍軍の精鋭部隊を壊滅させ気を失い、

信は趙峩龍との一騎打ちで更なる限界突破をするものの満身創痍。

この状況を一番理解している飛信隊の頼れる副長・渕さんが隊を鼓舞します。

この檄でメンバー全員が李牧めがけてガムシャラに突き進みます。

一方馬呈から李牧を託されたカイネは本陣であまりにも落着いている彼を見て、一瞬戦いをあきらめたと勘違いし脱出を促しますが、当の李牧は冷静に戦況を注視しています。

そしてついに・・・龐煖現る。

矛の刃がデカすぎる!!!

かつて見たような・・・あっっっ!これや!

脱線しました(謝)。

先陣を切って突撃したいた古参の去亥が真っ二つに。

この恐ろしい光景を見ていた信と静かに反応し呼吸を整える羌瘣。

そして龐煖を答えに導いた李牧は、心の中で彼らに告げます。
「しっかり見届けますよ、あなた達の結末を」

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618話は丸ごと飛信隊VS金毛でしたので他の戦場は全く進んでいませんが、予想をしていきます。

①王翦本陣の乱戦(馬南慈VS王翦本陣、傅抵隊VS蒙恬・王賁隊)
②飛信隊VS金毛
③糸凌VSカイネ

①③は全く進んでませんので予想は前回のままです。

②は金毛が戦死したことで一気に趙軍が崩れるでしょうが、ここで龐煖の登場と予想します。

仁は戦線離脱で淡が強力な戦力として加わりますが、あんまり前にでると龐煖に真っ二つなんてこともあるので気をつけて欲しいです。

沈黙を守っている羌瘣と亜花錦が気になりつつも、段茶のことは忘れます。

討ち死予測・・・馬南慈・雷伯(近々)

618話のネタバレ感想(2019年10月17日発売のヤンジャンに収録)

落馬した河了貂に計布がとどめを刺す!絶体絶命の河了貂!

まさにその時一本の矢が計布の左目の貫きます!

弓矢兄弟の兄、仁です。

彼は前回金毛の部隊が妙な行動をしていたので、走って追いかけて来たのでした。

計布を射抜いた後も金毛の部下たちが次々と河了貂にとどめを刺そうとしますが、仁は矢を放ちことごとく阻止します。

河了貂は二ヶ所も矢で撃たれ、さらに落馬してボロボロな状態で逃れようとしますが、追っ手はさらに河了貂を追い詰めます。

残りの矢が追っ手と同数になり一本も外せない状況で、更に矢を放とうとする仁にアクシデントが・・・

弓が折れてしまいます!(泣)

これは万事休す!(号泣)

と思いきや、なんと仁は敵の馬めがけて体当たりを敢行するのです。

馬に踏まれてこれはあばら骨4・5本は逝ってしまっているでしょう。

落馬した金毛の部下が仁を捕まえ首を獲ろうとしたその時、

趙兵の首が吹き飛びます!!

ついに淡が目覚めます!。

なるほど・・・淡の覚醒の引き金は、一番大切な兄、仁だったのですね。

人を撃てなかった呪縛から解き放たれた淡は、河了貂に襲い掛かる兵たちを稲妻のような矢で撃ちつづけます。

そして最後の追っ手となった金毛も

土手っ腹を貫かれます。

なおも立ち上がり金毛は河了貂と対峙します。

金毛は「戦場に夢見る貴様らの様なガキがいるから、戦争が無くならないのだ」と河了貂を責めますが、貂も「決して子供じみた思いで戦場にいるのではない」と返します。

そして河了貂は信なら「金毛、お前の思いもオレ達が背負っていく」、飛信隊と信の強さのわけを伝えます。

ここで金毛は悟ります。

なぜ、黒羊の戦いで主・慶舎が討たれてしまったのか・・・。

それは飛信隊と信は敵・味方関係なく、戦いの中で死んでしまった者たちの思いも背負ってその上で前に進んで行くから強いのだと。。。

かつて黒羊の戦いで慶舎が信に討たれた時、窮地に追い込まれていたのはむしろ信たちの方で劣勢の中、信が飛信隊の戦士たちを鼓舞するシーンがありました。

このとき信は王騎将軍のことを叫び、その想いと一緒に前に進んでいることを飛信隊に伝えます。

そして再び「力」を取り戻す戦士たち。

金毛はこの現場から離れた所で戦っており、慶舎が討たれた瞬間に立ち会っていなかったのですが、今回の河了貂の言葉で慶舎ほどの傑物が討たれたわけを悟ったのです。

金毛は自らの死場を決め、淡が自分を矢で貫くことを横目で確認してから河了貂に向け刀を振りかざします。

旧慶舎軍の副将・金毛、ここに散る。

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617話は予想外にも三つの戦場とも描かれていたので王翦本陣の決着は一旦保留となりました。

引き続き三つの戦場を予想していきます。

①王翦本陣の乱戦(馬南慈VS王翦本陣、傅抵隊VS蒙恬・王賁隊)
②飛信隊VS金毛
③糸凌VSカイネ

①傅抵隊は蒙恬・王賁隊でなんとか足止めできそうですが、依然として馬南慈が最大の脅威であることはかわっていません。

どうしてもこの場面で王翦側にもう一枚カードが必要と感じてしまうのですが、私はやはり王翦本人が最後のカードだと思っています。

王翦が馬南慈を切り伏せる、そして段茶は軍法会議行き・・・ですね。

②河了貂が絶体絶命ですが、ネタフリもありこれはかなりの確立で自信がある予想です。

それは弓矢兄弟の弟・淡が覚醒して計布を打ち抜くと思います。

さらに金毛ですが、頑張りましたがさすがにここでご愁傷さまです(合掌)

ただ金毛を誰が討つかは予想したくなるところで、信とは距離があり無理そうなので弓矢兄弟とも思えますが、私はあえて羌瘣を推しておきます。

理由は金毛亡き後、飛信隊を止めに来るのが龐煖だと思うからで、再び信・羌瘣VS龐煖となるのではないでしょうか?。

③カイネが早いか雷伯が早いか微妙ですが、どちらにしても糸凌には歯が立たず馬呈の参戦でなんとか持ちこたえるって感じでしょう。

次回618話は飛信隊VS金毛がメインになるでしょうが、羌瘣と亜花錦の動向がそろそろ戦況に大きく絡んできそうです。

討ち死予測・・・計布(確定)・金毛(ほぼ確定)・馬南慈・段茶(戦いとは関係ない所で息絶えてください)

617話のネタバレ感想(2019年10月10日発売のヤンジャンに収録)

617話は前回予想した3つの戦場が一度に描かれていました。

早速みていきましょう!

馬上で曲芸にも近い技をみせた蒙恬ですが、右目を失いながらも馬南慈は文字通り返す刀で宙に浮いている蒙恬めがけて矛を振り抜きます。

間一髪、蒙恬は手綱を引き馬上へと戻り馬南慈の一撃をかわしますが、この一瞬の攻防のあざやかさに周りにいた玉鳳隊の面々はもちろんのこと、王翦までもが目を奪われています。

そして蒙恬はすかさず体勢を立て直し周囲の兵に指示を伝えますが、この指示で蒙恬がこの局面をどう打開しようとしているかが分かります。

屈強である王翦の近衛兵を負傷した馬南慈にぶつけ、少数部隊同士の蒙恬・王賁隊VS傅抵隊で王翦を逃がすというものです。

しかも王翦を逃がす先は中央で戦う田里弥や倉央のところではなく、旧麻絋軍率いる楽華隊本陣に逃がそうとしています!

さてこの状況を本陣から見下ろしていた李牧は彼が登場して以来始めて、「馬鹿な」と言い焦りを隠せなくなります。


ここからは李牧本陣を攻める秦軍の二つの戦場に場面がうつります。

前面から李牧に向う糸凌は、共伯を圧倒し「貴様は本当に女かっ」が共伯の最期の言葉となり決着がつきます。

それは見ていたカイネは刺し違えても李牧を守る決意で糸凌へと向います。

さらに真横から迫り来る飛信隊に相対している金毛は、自らの策がことごとく敵軍師・河了貂に潰されていることに苛立ちながら、「飛信隊の止め方」に気が付きます。

それは隊長・信の強さを十二分の引き出す河了貂は「戦いの現場にいるということ」

軍師は普通後方で指示を出しますが、それでは戦いの展開が速い信の強さを十分に活かせないことから、河了貂も前線に出てきているのでしょうがそれこそが飛信隊の弱点だったのです。

そのことを見抜いた金毛は自ら小隊を率いて、うまく戦場をすり抜けながら河了貂を討ちに向います。

そして突然現われた金毛の部隊から放たれる矢に河了貂は肩を射抜かれてしまい落馬!
 

さらに頭をかばった右手も矢を受け金毛の部下・計布が馬上から河了貂にとどめを刺しに迫ります!

河了貂、絶体絶命!

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次話617話も引き続きVS構図が多数発生していますが、時と共に少し変化があると思います。

①王翦本陣の乱戦(馬南慈VS蒙恬、傅抵VS王賁)
②飛信隊VS金毛
③糸凌VS共伯

ではそれぞれ予測していきます。

①片目を奪われはしましたが馬南慈はこれぐらいでは倒されず、逆に窮地に追い込まれたのは初太刀をかわされた蒙恬になるでしょう。

また王賁も一旦弾き返したとはいえ、無傷の傅抵とはコンディションが全く違うので同じく窮地に追い込まれるでしょう。

まさに死地をなった王翦本陣ですが、脱出のカギは2つあると思います。

一つ目は戦犯扱いが免れないからボーっとしていられないはずの、段茶さま・・・。

彼が馬南慈軍の後ろを突けば、更なる乱戦がおこり脱出のスキができるかも。

二つ目はまだ一切姿をみせていない王翦本人の武力です。

私は王翦自らが馬南慈を討つと予想します!

②③は次話描かれる余裕はないかもしれませんが、馬呈が糸凌・倉央の前に立ちふさがり、飛信隊の前にはいよいよ龐煖が現われるのではないでしょうか。

討ち死予測・・・金毛・共伯・段茶・馬南慈

次話のポイントはズバリ、王翦の武力です。

616話のネタバレ感想(2019年10月3日発売のヤンジャンに収録)

やはり今回のポイントは楽華隊・蒙恬でした。

蒙恬は以前王翦にスカウトされただけのことはあり、戦術眼は秀でているようです。

退路に立ちはだかる傅抵隊と、規模が小さかったせいであっという間に距離をつめて来た馬南慈軍の挟み撃ちで一気に死地となった王翦本陣。

両部隊が王翦の首を取りに行きかけたその時、満身創痍の玉鳳隊が死地に飛び込んできます。

しかし王翦は息子・王賁に対し「愚か者が」と冷たい言葉を浴びせ、相変わらずの態度を取ります。

そしていよいよ馬南慈も距離を詰め切り傅抵と共にとどめを指そうとしたその時・・・

楽華隊が飛び込んできます!

その様子をみた傅抵は、乱戦となる前に王翦を討とうとしますが王賁がなんとか弾き返します。

その時、二人はアイコンタクトを取り合い、蒙恬は馬南慈に突進していきます。

限りなく勝算がゼロに近いこの一騎打ちの中で、蒙恬は自分を知らない馬南慈への初太刀にすべてを賭けます。

それは馬南慈の剛刀を得意技・受け流しでかわし、馬上での体勢を崩されつつも手綱に体を預け下方から剣で貫くという捨て身の一撃でした。

馬南慈は右目を負傷したようですが、致命傷には見えません。

相手は雁門の鬼人・馬南慈、死闘はまだ続くのでしょう。

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さてさて、ここからは次回616話のネタバレ予測ですが・・・

次回は恐らく各所でVS構図が繰り広げられると思われます。

①段茶VS馬南慈
②飛信隊VS金毛
③糸凌VS共伯
④王翦VS傅抵

ではそれぞれ予測に入ります。

①まず失態を犯した段茶ですがこのままボーっとしているはずもなく、馬南慈を後ろから追撃するはずです。(足止めになるかは微妙ですが・・・)

②飛信隊担当の金毛は恐らく限界で、討ち死に必至と思われます。

③続いて李牧本陣では糸凌VS共伯になっていますが恐らく糸凌が抜けそうです。

いよいよ李牧本陣は限界なのでしょうが、ここで援軍に向った馬呈が間に合い更なる乱戦に入るのではないでしょうか?

④続いて王翦本陣ですが、退路にいる傅抵との激突は避けられない状況ですがここで王賁が間に合い傅抵隊VS玉鳳隊となりそうです。

結果、討ち死・・・金毛・共伯。

ここでポイントとなるのが蒙恬の動きでしょう。

馬呈を追った段階で中央軍の戦況を蒙恬は知っていたようで、その上で何か蒙恬にしか見えていないことがあったように思えます。

彼が馬呈を追うのか、王翦本陣に向うのかが戦況に大きく影響してきそうです。

615話のネタバレ感想(2019年9月26日発売のヤンジャンに収録)

前回614話は王翦軍が馬南慈の出現によって挟撃の窮地に追い込まれる場面が最後だったのですが、そもそも馬南慈軍にはぴったりと張り付いていた部隊がありました。

その部隊長は・・・段茶さま・・・。

馬南慈をくい止めるという重要な任務を請け負い、亜花錦をカッコ良くおくり出したまではよかったのですが、今回は戦犯扱いされてもしかたないのでは・・・。

しかし実は雁門の鬼人・馬南慈が乗りこなしている趙国の馬は秦国で用いられていた馬と種類そのものが違っていたそうです。

趙国は長年北方の騎馬民族である匈奴や胡族と戦っているうちに、今で言うサラブレッドのような機動力のある馬を扱うようになっていましたが、秦を含め中華の馬はもっとずんぐりした農耕馬だったのです。

だから段茶さまは王翦軍がいる戦場との間にある森を馬南慈軍が、軽々と突破できるとは思いもしていなかったと考えられます。(でももう何度も趙とは戦っているのでそろそろ想像できそうな気もしますが・・・)

前置きが長くなりましたが、王翦本陣が挟撃を受けていることを知った田里弥軍と倉央軍ですが援軍を出すより先に李牧を討つ方に賭けて突進します。

一方趙軍右翼で戦っていた紀彗も李牧本陣の窮地を知りますが自ら向う状況ではないため馬呈に向わせます。

そのことを知った秦軍左翼の蒙恬は自ら馬呈の後を追い始めます。

そのころ李牧本陣には倉央と糸凌の二人が迫りつつありましたが、李牧の命で雷伯と共伯の両将軍を下げさせ対応します。

両軍緊迫した状況が続く中、馬南慈は王翦の予測を上回る武力で迫り、遂に数名が防陣を突破して王翦を討ちにきますが、これは一刀で王翦が跳ね除けます。

更なる部隊が王翦に迫る中、ついに王翦は丘を降り脱出を図ります。

恐らく前方で戦っている田里弥・倉央軍にとどきさえすれば、難を逃れるとの判断でしょう。

ところがその退路上には傅抵が待ち受けており、その状況を見た李牧は勝ちを確信します。

さて、ここでほぼ戦線から離脱した状況の玉鳳隊が、森を越えていく馬南慈軍を見つけ追いかけてきてみたら、王翦本陣が落ちかけている姿を目の当たりにします。

すぐさま援軍に向おうとする瀕死の状態である王賁に対して、関常をはじめ部下は皆で止めますが、王賁は言うことを聞きません。

余談ですが王賁が誰かの忠告を聞いたシーンって過去にありましたっけ?

関常が言っていたように一度言い出したら絶対誰の言うこともききませんね・・・ホント困った人。

そして王賁のこの一言で皆が覚悟を決めます。

王賁「助けに行かねば・・・父を」

すでに涙のシーンですが、次話はハンカチの予感!

614話のネタバレ感想(2019年9月19日発売のヤンジャンに収録)

ついに挟撃に成功した秦軍は中央の田里弥軍と倉央軍が猛攻をしかけ、趙軍が必死に守る一方的な展開になりつつります。

また飛信隊はギリギリ防衛線を守っている、前回命拾いをした金毛軍と趙国予備隊を盛んに攻めたてています。

そんな中 傅抵隊数百騎が田里弥軍と倉央軍の間をぬって突き進みます。

一気に突破した傅抵隊はそのまま王翦本陣に向って突進していきますが、田里弥・倉央の両将軍とも傅抵隊を追おうとはしませんでした。

それは王翦本軍が五千騎からなる精鋭部隊であることと、傅抵隊を追うことで攻めの力を分断するという李牧の捨て身の策だと判断したからでした。

ところがこの状況をみて、傅抵も李牧も・・・

なにか必殺の作戦がありますよ・・・これは!

一方趙軍は劣勢ながら何とか秦軍の猛攻を耐え続けます。
特に金毛はもう本当に後がない状況の中、必死に最後の抵抗をし続けます。

これが彼(金毛さん)が生き延びた理由だったんですね。。。

そして傅抵隊が王翦本陣との交戦に入りますが、明らかに戦力不足で家臣たちが高見の見物をする中、やはり王翦は気が付きます。

王翦いわく、「李牧は決して無意味なことはせぬ。」恐らく王翦と李牧の知将としての能力はかなり拮抗しており、同じような景色がみえているのでしょう。

そして、「何かが来る・・・」

それは、雁門の鬼人・馬南慈!

その出現は王翦本陣が李牧本陣同様、挟撃という窮地に追い込まれたことを意味していました。

最新刊:56巻(613話)までのあらすじ

613話のネタバレ感想(2019年9月5日発売のヤンジャンに収録)

戦力が拮抗する金毛軍VS飛信隊との戦いに亜光軍の亜花錦が加勢し、ついに戦局が動き出します。

千人将ながら上官にも認められ軍の司令塔となっている亜花錦は、武と知を備えた亜光軍の要となり戦っています。

その亜花錦もこの右翼の勝因は三日目に援軍として飛信隊が参戦したことだと感じています。

亜花錦の援軍で一気に押し込まれ出した金毛は、 慶舎の仇が討てなくなるばかりかまたしても飛信隊に敗れる悔しさに打ち震えるのでした。

そして部下の制止も聞かずに出陣しようとしますが、ここで部下の竹進に「趙国のためにムダ死にはするな、まだやれることがある!」と諭されます。

金毛にもいい部下がいるのですね。

ここで一命を救われた金毛にはこの後、もう一仕事ありそうな展開となりました。

ところが飛信隊の勢いは凄まじく残念ながら忠臣・竹進は戦死、遂に金毛軍を突破し李牧のいる趙中央軍の真横に出てきたのです。

そしてついに開戦以来 王翦が狙っていた必勝戦略である“挟撃”に成功するのでした。

ここで正面の戦況を思い出すと李牧VS王翦のタイマン対話が決裂し、両軍入り乱れての戦いの中二人の注目の一点は・・・

まさに飛信隊でしたね。

挟み撃ちがついに成立したことで第三将・田里弥、第四将・倉央とその副将・糸凌が突撃してきます。

ただでさえ互角だった戦いの均衡が一気に崩れ出しカイネもピンチを迎えたその時、 傅抵が助けに入ります。

「李牧様を守りに行け」というカイネに李牧の命で動いていると伝えます。

そして「やっぱこえーぞ、あの人は。勝つのは俺たちだ」と言ってのけます。

恐らく李牧が 傅抵に与えた指示は、秦右翼である飛信隊が挟み撃ちにきた時の必殺の作戦と思われます。

次回、注目!

612話のネタバレ感想(2019年8月29日発売のヤンジャンに収録)

倉央軍副官・大女糸凌の突進を趙兵は止めることができず、李牧の危機が現実味を帯びる中、カイネが糸凌の後を追いますが早すぎて捉まえることが出来ません。

李牧本陣が糸凌の視界に入ったその時!

ついに出ました、武神・龐煖!!

4・5人の兵と馬が一太刀で真っ二つです。

そして龐煖に立ち向かおうとする、糸凌とは関係なく龐煖は吼えるのでした。

もう馬がびびってしまって、一時てんやわんやです。
吼え終わった後、李牧の居場所をたずねる龐煖の顔は・・・北斗の拳で言うところの魔闘気をまとったヒョウなんですけど・・・(古くてすみません)


この停滞で糸凌軍に追いついたカイネ隊のために、一旦糸凌軍は倉央の元にまで退却を余儀なくされます。

李牧は龐煖を一目見て「随分と苦しそうですね」と言い、対して「答えをもらいに来た」と龐煖。

それは20年前李牧と龐煖が初めて会ったときの約束であり、李牧はその約束を果たすのは今日だと告げます。

趙軍の戦況など意に介さない龐煖ですが、王騎の名が李牧の口から出たことで表情が更に厳しくなります。

そして答えを持っている者は暗に“信”だと伝えるのです。

さて龐煖の探していた「答え」はなぜ信なのでしょうか?

王騎の矛を受け継いだからか、かつて合従軍戦の際、深手を負わされた時のことを思い出したのか。

どちらにせよ、信vs龐煖の宿命の対決が迫っていますが、今の信の状態では龐煖に勝つのは無理だと思いますよ(汗)

さて李牧本陣に向かっていた飛信隊は、李牧の直下兵も加わった金毛軍に苦戦し前に進めずいましたが、ここで馬南慈をくい止めていた亜光軍の半分を率いて亜花錦が飛信隊の援軍として向います。

ここを抜ければいよいよ李牧にたどり着く大切な局面に、亜花錦の活躍やいかに!

611話のネタバレ感想(2019年8月22日発売のヤンジャンに収録)

王賁が尭雲を討ち取った知らせは直ぐに副官・番陽じいさんに届き、彼はうれしさのあまりむせび泣くのでした。

信は戦いの中、中華を語り出した尭雲の亡骸を前におかしな敵だったと表現しますが、なにか特別なものを感じ取っているようでした。

程なく軍師・河了貂が到着し趙左翼が戦意喪失で総崩れの状態になっていることを伝え、秦右翼の勝利を確信します。

もちろん松左たち犠牲になっていった多くの仲間たちのことも頭をよぎりますが、ついに李牧のいる中央軍への道が開けたのです。

一方互角の戦いを繰り広げる李牧vs王翦の中央軍ですが、この状況においては秦右翼軍が迫ってきていることから徐々に秦軍が優勢になりだしていました。

そのことを察している李牧は元慶舎軍の金毛を伏兵とし備えています。

そこへいち早く斥侯隊として那貴の部隊が差し掛かりますが、二段構えの伏兵がいることを見抜き飛信隊本隊に伝え見事に役割をこなします。

見抜かれた金毛隊は慶舎の恨みを晴らすべく、本隊で飛信隊へ突撃するのでした。

そして中央軍では・・・糸凌が豪快に趙兵を切りまくり李牧へ向かう中、カイネがその進軍を阻みに向かうのでした。

610話のネタバレ感想(2019年8月8日発売のヤンジャンに収録)

心臓が止まりかけている王賁、片腕だけで中華統一を阻む尭雲!

互いに最後の一撃、渾身をこめて放ちます。

そして尭雲の全霊の一撃を槍でくい止め乗っていて馬の足が砕かれ崩れ落ちる中、王賁は天を仰ぎながらも尭雲の胸を貫きます。

しかしこの一騎打ちの最中も尭雲は藺相如の死際を思い返していたのでした。

落馬した王賁に尭雲の部下たちが襲い掛かりますが、信が駆けつけ王賁を守ります。

そして信と王賁に向けて最後の言葉、助言をするのでした。

「中華を一つにすつ刃足らんと願うのならば、振り上げた刃は必ず最後まで振り下ろせ」と。

本当なら主である藺相如が中華統一へ導くはずで、そのために命を燃やし尽くしたかった・・・

しかし藺相如の遺言を中華統一を目指す若き二人に伝えることで、尭雲は藺相如に誰より長く仕えることができた・・・

旧三大天・藺相如の武、尭雲はついに絶命するのでした。

609話のネタバレ感想(2019年8月1日発売のヤンジャンに収録)

秦右翼の中で飛信隊以上に苦しい戦いを強いられている玉鳳隊。

エース王賁 が馬に乗っているのがやっとの状態で、頼りになるはずの関常も先日の戦いで深手をおっている。

そこに現われたのが十槍の一番槍・田豊、つまり尭雲の次に強いやつでこれはピンチ!

大苦戦を強いられる中、王賁 は一人尭雲に向かっていき対峙します。

それを遠目に確認した信は王賁の体を心配し助けに向かい出します。

尭雲は馬南慈の指令を無視して信と王賁を探すため前進してきたわけですが、王賁を前にして話し始めます。

「お前は中華について考えたことはあるか」

趙国三大天と秦国六大将軍という傑物たちが戦いあった時代を、主である藺相如は「中華のうねり」と解いたという。

その時代から続く李牧や信・王賁といった新たな傑物たちの時代が来ようとしている中で、かつてと今の決定的な違いは「王」だと尭雲は言うのでした。

本気で中華統一を目指す政の出現でこの「中華のうねり」は極限に達しており、一度“応え”を出せと。
統一できるのか、できないのか・・・

そう語る尭雲に信が迫ってきています。

そして主・藺相如の言葉「中華を目指すものが現われれば全力で阻止しろ」、の通りに王賁に襲い掛かるのでした。

608話のネタバレ感想(2019年7月25日発売のヤンジャンに収録)

両軍のど真ん中で大胆不敵にも、趙国総大将である李牧を誘う王翦。

しかし冷静にも熱いものを秘め李牧は応えます。

「あなたは国を亡ぼすことはできても、国を生み出すことはできない人間です」

そして「この場にいるだれよりも愚かな人間だ」と言い放ちます。

大義を重んじる李牧は決して己を最上に置く王翦とは、決して相容れることがないと悟ります。

すこし脱線ですがかつて李牧が斉王と共に咸陽を訪れ、政と舌戦を繰り広げたとき李牧が言った一言を王翦とのやりとりから思い出してしまいました。
李牧の心からの本音なのだろうと感じずにはいられません。


しかし運命がそれを許さなかったのでしょうね。
さて話に戻りますが、李牧の一言を持って両者は決裂、互いの軍が入り乱れ中央の戦場はいよいよクライマックスへと進んでいきます。

両総大将ともカギを握っているのは秦右翼であると認識しており、一歩も引かない様相を呈しています。

一方秦右翼の戦場では信が趙峩龍との戦いで消耗しすぎたことに加え、十槍が飛信隊に襲い掛かります。

我呂も第三槍・平秀に追い込まれますが、やっと登場した弓矢兄弟・仁に助けられます。

淡は相変わらずダメダメですが、なんとなく後に決定的な仕事をしてくれそうな雰囲気ですね。

さてさて、宿命の敵・尭雲の前に満身創痍の王賁がついに現われます。

607話のネタバレ感想(2019年7月11日発売のヤンジャンに収録)

王翦が李牧の戦術を見抜き「起こり」を逆手にとって反撃をしかけることで、一転して敗戦が続き出した李牧軍は流れを戻せずにいました。

攻勢に転じた王翦軍はこのまま戦い続けると誰もが思っていた矢先に、王翦は更なる傑物ぶりを見せることになります。

なんと隣で戦っていた田里弥軍に強引に合流したのでした。

これは戦場にいた兵たちの思考を停止するほどの大奇襲でしたが、倉央はいち早く反応し後方で待機していた本陣を混戦に突っ込ませます。

これには李牧軍の武将たちも知略を捨てた博打だと混乱するのでしたが、李牧は王翦に策があると読み身構えます。

そして李牧もびっくりの戦いながら布陣していくという離れ業をはじめ、「赤大鶴の陣」を李牧軍の目の前で作り上げていきます。

趙軍は「起こし」で乱された直後からの「大赤鶴の陣」で、軍としてバラバラになっています。

まさに秦軍の勝機が訪れたその時、王翦が両軍の真ん中に単騎で現われます。

皆の驚きよう・・・傅抵などは目が飛び出しそうです(笑)。

さらに李牧までたった一人で出てきます。

この大戦で総大将同士がタイマンなどありえません。

李牧は秦軍には兵糧が無いことを理由に降参を進めますが、間もなく陥落する鄴を理由にその進言を拒否します。

さらに趙王の無能さから趙国には未来がなく、李牧がいなければ一瞬で滅ぶことを宣言します。

これは史実上でも李牧が趙王に自害させられてからわずか三ヶ月で趙が滅んでいることからそのとおりなのです。

そして王翦は「私と一緒に来い、李牧。二人でなら最強の国を作ることが出来る」と非常識なトップハンティングを行なうのでした。

いったいどんな意図があるのでしょうか?

それにしても今回は王翦に戦場全体がびっくりされっぱなしでした。

606話のネタバレ感想(2019年7月4日発売のヤンジャンに収録)

陣形を展開することも無く、ただただ前進してくる王翦軍に対し、大鶴の陣という超攻撃型の陣形で迎え撃つ李牧軍。

両軍の武将が固唾を呑んで見守る中、本当にそのまま2つの大軍はぶつかってしまいます。

謎の戦術で各地で苦戦を強いられている田里弥は、布陣もせず突っ込んでいった王翦軍に勝ち目はないと思った直後でした、両軍はほぼ互角の戦いを繰り広げます。

王翦兵の戦い方は前の兵がやられたら、次の兵が出てくるというだけ・・・

その様をみて王翦軍の将軍達は気付くのでした・・・「何もしていないから、互角なのか」と。

李牧軍の秘密を見抜いた王翦は語り始めます。

「起こり」・・・ものをつかむ時手を動かす、ほぼ同時だがほんのわずかに肩が先に動く。
さらには対になる腰が先に力を発している。

これが「起こり」で軍にも「起こり」があり、「起こり」を察知し相手の動きを読めば敵の技は通じず、さらに返しの技が出せるというもの。

この理屈では分からない感覚的に捉える「起こり」は本来本能型の武将が、敵兵の表情や集団の重心から読み取るといわれていますが、それはまさに本能型を極めた麃公のなせる技でした。

これを説明されてもなぜ李牧がその技を使いこなすのか、理解できない部下たちに王翦は、五年前の合従軍戦のとき、一度李牧が麃公と戦ったことを思い出させます。

そしてその一戦から本能型の戦い方を学び、研究し読み解き、元々知略型だった自分の兵に本能型の戦い方を叩き込むことで、両方の戦い方を持つ軍を作り上げたことを明かします。

そして改めて李牧が自らと同様、傑物中の傑物と悟るのでした。

一方戦いは趙軍は大鶴の陣を敷いていたことを活かし、先に攻撃を仕掛け始めます。

大きく広がっていた鶴の羽根は左右を折りたたみ出し王翦軍を包囲し始め、さらに各翼は機敏にも陣形を錘形に変形させ突撃してきます。

これに対し王翦は各翼の脇中間を狙い、敵軍の分断を命じ両軍が入り乱れた所で挟み撃ちにでます。

これはまさに攻めてきた李牧軍の「起こり」を見抜き、反撃を仕掛けたということで王翦が李牧のお株を奪ったのでした。

いよいよ傑物同士が本領発揮といった展開になってきました!

605話のネタバレ感想(2019年6月27日発売のヤンジャンに収録)

王翦が放った「探り」である第四軍副官の大女剣士・糸凌は一千騎を連れて趙軍に突進しますが圧倒的な武力をもってしても直ぐにその進軍が止まってしまいます。

先頭を行く女剣士・糸凌の剛剣を李牧軍の兵は“虚脱”をつかい巧みに受け流してしまい一向に前に進めません。

それどころか先を行き過ぎる糸凌のため伸び切った戦線を憂慮して、援軍を50騎出す指示を倉央がした直後、趙軍も50騎向かってくるのでした。

同じころ田里弥軍も次々と戦術を破られ劣勢に立たされている報告が届き、田里弥も指示が出せなくなってしまいます。

この状況をただ静観していた王翦は「ほう、そういうことか」とつぶやくのでした。

さらに打つ手のない田里弥は倉央を一旦乱戦から出させ、自らの軍も一度後退して立て直す支持を出した直後、王翦自ら一万の兵を率いて出てきます。
カイネ、傅抵が驚きながらも李牧の戦術の謎を解かない限り、勝ち目は無いと自らに言い聞かせるのでした・・・が!

なんと王翦は陣を敷かず、ただそのまま前進してきます。

その姿にはさすがの李牧も意表を突かれるのでした。

604話のネタバレ感想(2019年6月20日発売のヤンジャンに収録)

馬南慈からの後退の指令を無視し、飛信隊の前に現われた尭雲率いる趙峩龍軍。

昨日信と羌瘣が趙峩龍を討つため限界を超えた戦いのせいで思うように体が動かない状態野中、元麃公軍の岳雷率いる飛麃隊が敵を蹴散らします。

すかさず尭雲は自らの最強部隊「十槍」の3人を飛信隊に向かわせた後、他方から向かってきた王賁率いる玉鳳隊にも残りの「十槍」を放ちます。

そして連日の激戦で全員が満身創痍の玉鳳隊に対し、尭雲自身も藺相如の言葉を胸に迎え撃ちます。

一方王翦軍・第三将率いる田里弥軍は異常に戦闘能力が高く、かつ田里弥特有の練兵により“賢く”戦う兵を有していましたが、その戦い方が李牧軍には全く通用しません。

なにか特別な戦術を使われている形跡も無く徐々に敗れていく戦いぶりを注目していた王翦にも、李牧軍の奇妙な強さのわけが見抜けませんでした。

それゆえに王翦は次の強力なカードである第四軍長・倉央と副官・糸凌を切ります。

圧倒的な武力を見せ付ける二人を冷静に見ている李牧と傅抵。

そして傅抵がつぶやきます、「それでも謎を解かない限り李牧様の兵にはすぐに通用しなくなるんだよ。」

603話のネタバレ感想(2019年6月13日発売のヤンジャンに収録)

鄴からの急報、それは鄴場内に紛れ込んでいた賊により食糧のほとんどが焼かれてしまい、あふれている難民たちが飢えから暴動を起こし半日で陥落するとの知らせでした。

元々この戦いは首都・邯鄲の喉もとである鄴を守るための戦であることから、仮に目の前の敵・王翦に勝ったとしても鄴を落とされてしまうと趙国は存亡の危機を迎えます。

この窮地に李牧は鄴城主の季伯ならあと三日は暴動を抑えられると判断し、「今日一日で王翦軍を倒し、返す刀で鄴へ一日で行き、取り巻く桓騎軍を討つ」と討って出る作戦に追い込まれます。

このキングダムの作中では常に相手の先をゆく読みで、戦況を支配してきた李牧が初めて出し抜かれて瞬間でした。

すぐにでも鄴に行かなくてはならなくなった李牧は超攻撃的布陣・大鶴の陣に変化させますが、それは味方のカイネ、傅抵だけでなく秦軍の武将たちにもこれから両軍入り乱れての総攻撃が始まると感じさせます。

そして秦趙戦が始まった初期段階の列尾を超えるとき時から、決戦15日目のこの状況を描き策を張り巡らせていた王翦の恐ろしさに味方の将軍たちも感服するのでした。

王翦が李牧を討つため全面攻撃を仕掛けたころ、信率いる飛信隊も趙左翼を大きく押し込み後退させることに成功します。

しかしこれは戦略的な目的があっての後退とすぐさま見破った河了貂は次の一手を迷っている最中、馬南慈の後退の呼びかけに応えず前進する軍と相対するのでした。

その軍は信に討ち取られた趙峩龍が率いていた兵達と、王賁を討ったものの深手を負わされた尭雲。
彼が信と王賁を追う理由とは・・・

602話のネタバレ感想(2019年6月6日発売のヤンジャンに収録)

朱海平原、運命の15日目の日の出を迎える。

亜光が倒れ、王賁が討たれた秦軍右翼。

大将となった飛信隊の信は全開のスタートダッシュで趙軍左翼を一刻も早く抜き、趙国中央軍の李牧のところまでたどり着きたいところ。

信をはじめ飛信隊のメンバーも破竹の勢いで趙兵たちをなぎ倒していきます。

ところが飛信隊の到着を待たず王翦中央軍の第三将・田里弥が趙国中央軍に向けて進軍を開始します。

中央軍の進軍を知った河了貂は王翦の作戦変更を悟り、飛信隊の使命がこの戦いの決定的な仕事、つまり李牧を討ち果たすことだと察します。

そして田里弥兵1万は李牧中央軍と激突するも、その守りの堅さを感じた田里弥はすぐさま波型の陣形・蛇陣で突破を計りますが、李牧軍も即対応し防御の型・点止陣を組みいとも簡単に流れを止めてしまいます。

それを見ていた倉央は李牧軍が李牧の指示ではなく現場の部隊長たちの指示で迅速に対応していることから、軍としての知略の深さを感じるとともにこの戦いが一筋縄ではいかないと悟ります。

本陣から戦況を見ていた李牧は、たとえ秦右翼が抜けて攻めてこようと守りきれる、秦軍の兵糧が尽きている状況から「骨と皮になるまで、何回もただ守って、勝てばいいだけです。」と言い放ちます。

この言葉は強がりでもなんでもなく、李牧の本音だったはずです。

このままの戦況なら李牧には絶対の自信があったのです。

しかし、鄴からの急報が李牧に届きます。

そしてただ守りきればよかった戦いだったのに・・・

李牧は攻めの陣形を作り始めるのでした。

軌道修正を強いられた李牧、そしてその変化を見逃さない王翦、戦いは次のステージへと向かうのでした。

キングダムの単行本価格と最新刊の発売日

単行本の価格

単行本の価格はAmazonで545円。

電子コミックのKindle版だと518円と少し安い。

また中古本のまとめ買いだと1~56巻で553円となぜかちょっと高めなので注意。

発売日

最新刊は56巻で先日発売したばかりです。

未発売の最新刊は下記の通りの予想です。

56巻:2019年11月19日(火曜日)
57巻:2020年2月19日(水曜日):予想
58巻:2020年5月19日(火曜日):予想
59巻:2020年8月19日(水曜日):予想

キングダム各巻のあらすじ

嬴政との邂逅 – 王弟反乱編(1巻 – 4巻のあらすじ)

時代は紀元前。500年の争乱が続く春秋戦国時代、中国西端の大国「秦」の片田舎に「信(しん)」と「漂(ひょう)」という名の二人の戦災孤児がいた。二人は、下僕の身分ながら、「天下の大将軍」を夢見て日々修行に明け暮れていた。
やがて、漂は秦国大臣昌文君に見出され仕官。しかしある夜、漂は深手を負った状態で戻って来る。息絶えた漂から託された信が辿り着いた目的地には、漂と瓜二つの少年がいた。その少年こそ秦国第三十一代目大王政(せい)であった。漂落命の原因となった政に激昂する信だったが、自らに託された漂の思いと自らの夢のため、乱世の天下に身を投じるのだった。

初陣編(5巻 – 7巻のあらすじ)

反乱鎮圧の功により平民の身分を得た信は三ヶ月後、兵卒として秦魏戦争で初陣を迎える。劣勢の秦軍の中で信の伍は奮闘、千人将縛虎申と共に魏軍副将宮元を斃して戦場の要地を奪る。
そこに突如現れた秦の怪鳥の異名を持つ大将軍王騎。信は図らずも天下の大将軍と会話する機会を得る。
戦は秦魏両軍総大将同士の一騎討ちで決着し、勝利した秦軍は帰国の途についた。信は功により百将に昇進。

暗殺者襲来編(8巻 – 10巻のあらすじ)

政を弑するべく、王宮に暗殺団が放たれた。信はこれを迎え撃つが、暗殺団の中に戦場を共にした羌瘣の姿を見つける。羌瘣こそは伝説の女刺客「蚩尤」に名を連ねる者だった。彼女に圧倒されるが、他の暗殺団の到着に計らずも共闘し、撃退。
発覚した首謀者の名は現丞相呂不韋であった。今は手を出せぬ政敵に、政陣営は忍耐を余儀なくされるも対抗するために王弟陣営の一部を加え着実に力をつける。

秦趙攻防編 – 王騎の死(11巻 – 16巻のあらすじ)

韓を攻める秦の隙をつき、趙軍が侵攻。急遽偏した防衛軍を率いるは最後の六将王騎。
信百人隊は緒戦で王騎の特命を受け、趙将馮忌を討つ。飛信隊の名を貰った信は、将軍への道を垣間見た。
蒙武軍の活躍もあって敵軍師趙荘の采配を悉く上回る王騎であったが、総大将の三大天龐煖との決着をつけるべく、罠を承知で本陣へ進撃。龐煖とは、妻になるはずだった六将摎を討たれていた王騎にとって因縁深き間柄だった。
本軍同士が激突、総大将同士が一騎討ちを戦う最高潮の中、突如秦軍の背後に未知の新手が姿を見せる。率いるのはもう一人の三大天李牧であった。一転して死地に追い込まれた秦軍、一瞬の隙を突かれて王騎も致命傷を負う。
信に背負われ激戦の末脱出に成功した王騎は、信に自らの矛を託し、皆に多くのものを残して逝去。

秦趙同盟 – 山陽攻略編(17巻 – 23巻のあらすじ)

王騎亡き後、諸国に国境を侵され始める中、三百人隊に増強された飛信隊は各地を転戦。そんな中、丞相呂不韋の画策により趙国宰相が秦を訪れることが伝わる。その宰相こそ誰あろう李牧その人であり、秦趙同盟という土産を携えていた。同盟成立後の宴席で李牧と直接話す機会を得た信は、李牧を戦場で斃すことを宣言した。
秦趙同盟の効果は早くも現れ、魏国要衝の地「山陽」の奪取を目的とした、対魏侵攻戦が開始される。総指揮官は「白老」の異名を持つ大将軍蒙驁。遠征軍に加わった飛信隊は同じく三百人隊の玉鳳隊(王賁)、楽華隊(蒙恬)と競い合いながら功を挙げていく。
秦軍の前に立ちはだかった魏軍は、元趙国三大天廉頗に率いられていた。廉頗の登場で全中華が注目する中、秦魏両軍は決戦の火ぶたを切る。かつての六将に伍すると評される王翦、桓騎の両名を副将に擁する秦軍と、廉頗四天王が率いる魏軍の間で交わされる激戦の中、信は四天王の輪虎を討ち取り、戦功第三位の大功を挙げる。
ついに相対した総大将同士の一騎討ちの中、蒙驁は六将と三大天の時代の終焉を廉頗に告げる。自らの存命を理由にそれを否定する廉頗であったが輪虎を討ち取った信から王騎の最期を聴き時代の流れを悟る。敗北を認めた廉頗は信に六将と三大天の伝説を塗り替える唯一の方法を教え、堂々と去って行った。

幕間(23巻 – 24巻のあらすじ)

先の戦功により千人隊に昇格した飛信隊であったが軍師担当であった羌瘣が去ったため苦戦。降格の危機に陥るが、河了貂の加入により救われる。
秦の山陽奪取により生まれた新たな情勢に対し、李牧はある決意を固め動き出す。

合従軍侵攻 – 函谷関攻防戦(25巻 – 30巻のあらすじ)

突如六国から同時侵攻を受け、自国城塞を次々と失陥するという凶報が秦国都「咸陽」へもたらされた。秦の本営に立て直す間も与えぬ破壊力を示し、かつ進撃を止めぬ侵攻軍。これこそ、李牧が画策し、発動させた多国籍連合「合従軍」であった。
たった一国で他国全部を迎え撃つために、秦国の本営は防衛線を一切放棄、国門「函谷関」での集中防衛に国運を賭けた。

合従軍侵攻 – 蕞防衛編(31巻 – 33巻のあらすじ)

北門の函谷関では秦軍の奮戦もあって凌ぎきるも、南門の武関から咸陽に至る道沿いの城が次々と陥落するという不測の事態が発生。国都咸陽を陥落させるべく電撃戦を開始した、李牧が自ら率いる別働軍である。この動きを察知した麃公軍の猛追が間に合うも、龐煖との一騎討ちの末に麃公を討たれ、飛信隊も敗走。
この頃、呂不韋が不穏な画策をするなど内外から危機の迫る咸陽を、国を守る最後の拠点「蕞」を防衛すべく、政は自ら出陣する。

幕間(33 – 34巻のあらすじ)

合従軍に辛勝し、亡国の危機を脱した秦国では戦災復興と国境防備の再編に忙殺。一方、列国でも李牧や春申君ら合従軍を主導した要人らが遠征失敗の責により左遷され、国体の変化を遂げつつあった。
その頃、飛信隊を離脱して久しい羌瘣は、仇敵幽連の居所を突き止め、決戦の地へ乗り込む。幽連含む幽族に羌瘣は襲われ、大いに苦戦するも飛信隊の繋がりが彼女の力となり敵討ちに成功。

王弟謀反編(34 – 35巻のあらすじ)

合従軍以来、久しく無かった敵国侵攻を退けた屯留から、突如「王弟謀反」の一報が咸陽にもたらされた。
自ら立ち上がった成蟜の人間的成長を認める政としてはにわかに信じがたく、政陣営の予想通り、王弟謀反は呂不韋と屯留代官蒲鶮の策謀によるものだった。
この事態を解決すべく飛信隊と壁軍が成蟜救出の命を受け出陣、屯留を奪還するも一歩間に合わず成蟜は信に政を託し落命。

著雍攻略編(36巻 – 37巻のあらすじ)

戦災復興と防備の再編を経て、再び攻勢に移った秦国は、山陽に続く魏国の「著雍」奪取に狙いを定めた。騰へその任が下ると、独立遊軍の玉鳳隊と飛信隊へも増援招集がかかった。
しかし、ただでさえ堅固な「著雍」防衛網に、呉鳳明を急遽呼び寄せてまで要衝の防衛強化に努める魏軍に苦戦。そこで北方の王翦軍に増援を求めようにも対峙中の趙軍まで招き入れてしまう懸念から現有戦力だけでの継戦を騰は決断。
王賁の献策で三方から一斉に攻め込む秦軍だが、その魏陣営には、かつての秦国六将や趙国三大天と並びうる魏国大将軍「火龍」の旗が翻っていた。
大いに苦戦を強いられるも玉鳳隊と飛信隊の奮戦により魏火龍三将のうち二将を討ち、「著雍」奪取に成功。信と王賁は大功により五千人将に、羌瘣は三千人将に昇進。

嬴政加冠編~嫪毐の乱(37巻 – 40巻のあらすじ)

奪取した著雍を、山陽と並ぶ不退転の要地として要塞化するのに莫大な資金を必要とする難題は、隠棲していたはずの太后が後宮による負担を突如申し出てきたことで解決を見出した。ただし、その見返りに北の辺地「太原」での暮らしと、その地方長官へ有能なる宦官嫪毐を据えろとの要求を、大王派ばかりか相国派でさえも呑むこととなった。
ところがやがて千万規模で守備兵を引き抜かれた著雍では、魏軍の襲来対応に忙殺される。その兵たちの転出先は北の辺地「太原」。そればかりか「毐国」と国家を僭称した太原では、中央政府からの勧告の使者すら取り合わわぬ始末。
秦内外から人や資金を続々と入手し、国家としての体裁を整えていく「毐国」への対応に手をこまねき、越年した秦では、とうとう政が成人した。そう、内外に向けた正式な王としての宣言であり、大王派と相国派の長きに亘る暗闘に終止符を打つ「加冠の儀」を迎える年である。
しかし、その儀式を厳かに執り行えるほど、国内情勢は穏やかではなかった。加冠に乗じ、毐国が反乱を起こす。しかもその乱は政を葬るため呂不韋が仕組んだものであった。
三者三様の思惑が複雑に絡み合う中、咸陽では飛信隊が蕞兵と共に防戦に当たる。内では呂不韋と舌鋒を交わす政は自らの信じる道を示し、その大器を呂不韋に認めさせ、決着を咸陽の戦いに委ねる。
呂不韋一派の妨害もあり咸陽防衛に大いに飛信隊は苦戦するも、呂不韋陣営を離脱した昌平君率いる援軍が敵総大将戎翟公ワテギを討ち撃退。9年に及ぶ呂不韋との争いに完全勝利。

新章・中華統一へ~黒羊攻防戦(41巻 – 45巻のあらすじ)

長年の政争はついに決着。ようやく秦国をまとめた政はいよいよ中華統一を目指すべく、国家総動員で戦い抜ける限界年数の「十五年」で中華統一の大構想を信に明かす。
最初の標的は魏国「衍氏」。昌平君は「山の民」という切り札を早くも晒し、秦国の新たな戦略を内外に示した。
次なる戦地の趙国「黒羊」は大森林広がる中五丘を巡る複雑な戦場。そこに最後の三大天に最も近いと言われる慶舎と離眼の隠れた名将紀彗が立ちはだかる。それに対し、飛信隊は己と全く異質な桓騎軍の指揮下で戦いに臨む。
地の利を生かした趙軍に苦戦を強いられるも、信は激戦の末慶舎を討ち取ったが、紀彗は慶舎の死を隠してなおも徹底抗戦をする構えを見せる。だがその時、桓騎による非道な作戦が密かに行われる。

斉王との会談(45巻のあらすじ)

桓騎によって黒羊丘を占領し、結果的に大勝利を収めた。その戦いで慶舎を討ち取る大功を立てた信だったが、桓騎軍との人傷沙汰で取り消しとなる。その後、黒羊丘の守備を楽華隊と交代し、内地へ帰還。
その頃、咸陽では蔡沢の手引きによって極秘に斉王と李牧が咸陽に訪れ、政と斉王の会談が執り行われた。斉王から中華統一が空論ではない訳を問われると、政は「人」ではなく「法」による国の統治と答え、その答えに斉王は感嘆、非公式の口約束ながら、斉王から事実上の降伏宣言を勝ち取る。
その後、謁見を受けた李牧から「七国同盟」を提案された政はこれを一蹴。それを宣戦布告と受け取った李牧は、滅ぶのは秦国だと宣言して咸陽を去る。

幕間(45巻 – 46巻のあらすじ)

内地へ戻った飛信隊は戦力増強のために、三ヶ所で募兵を行い、過酷な入隊試験を乗り越えた選りすぐりの兵千人を選抜。その中に秦国唯一の「中華十弓」であった蒼源の子、蒼仁と蒼淡が加わり、卓越した弓の腕前に信達は驚嘆。

鄴攻略中(46巻~)


趙攻略を目指す政だったが、趙西部に複雑な防衛網の構築が続くことにより、「十五年」での中華統一は困難と判断した昌平君は、李牧を出し抜くために敢えて王都「邯鄲」の喉元の「鄴」を一気に狙う奇策を献言し、政はそれを決断。

昌平君ら本営は王翦を総大将に抜擢、そこに「山の民」、桓騎軍を加えた三軍連合軍を結成、鄴攻略に向けて派兵。咸陽を発つ際、見送る政から長年預かってもらっていた王騎の矛を受け取ると、信はそれを携えて鄴に向けて出陣する。

飛信隊と山の民により半日で陥落させた、趙国国門といえる列尾だったが、李牧に仕掛けられた列尾の秘密に気付いた王翦は、練り上げられた昌平君の戦略を破棄、自らの策で鄴攻略に必要な下地作りを三軍に命じて鄴を包囲。

一方の趙では、窮地の鄴を救い得る近場の城塞は橑陽と閼与の二つのみ。副官の舜水樹に橑陽軍を任せ、李牧は自ら閼与軍を率いて出陣。対する王翦は鄴の包囲を桓騎軍に任せると、橑陽軍を「山の民」に、自らは閼与軍を迎撃に出た。飛信隊、玉鳳隊、楽華隊も李牧を討つべく王翦軍に付き従い、朱海平原で両軍が対峙。