キングダム

アメトークでキングダム芸人が語った3つの魅力とは

今では累計発行部数が4000万部を突破し映画も大ヒットした「キングダム」ですが、今から4年前以上さかのぼった昔には、既に人気番組の「アメトーク」で紹介されていました。

ケンコバさんやサバンナの高橋さんらキングダム芸人たちに加え、タレントの小島瑠璃子さんらが熱くキングダム愛を語っています。

キングダムを知るきっかけとしてはとても面白かったので、内容をまとめて紹介させていてだきますね。

①とにかく1巻を読んで!キングダムにはまるから!

キングダム芸人がそろったこの回のアメトークは、すでにキングダムのファンだった私たちからすればやっと取り上げてくれたって感じでした。

特に小島瑠璃子さんは羌瘣のコスプレイヤーやキングダム女子としても有名で、その熱量はちょっと半端ないです。

登場していた芸人さんたちが口々に言っていたことは、「とにかく一巻だけでも読んで欲しい!。必ずハマルから!」で、これから読む人たちのためにも、あんまりネタバレ的な話がしにくそうで結構気をつかっていたようでした。

その中でも最初から一気に世界観に引き込まれていくという感想は私も同感で、小島瑠璃子さんが熱弁を奮っておられましので少しだけ紹介しますね。

第一話は幼い時から下僕として共に育った主人公・信と親友・漂が天下の大将軍を目指し日々剣の修行をしている所に、昌文君が偶然通りかかります。

そして漂をみた昌文君は王宮へ漂だけを連れて帰りますが数日後、漂は血まみれで信のところに帰ってきます。

そして地図を手渡し、息絶えます。で第一話はここまで。

なぜ漂が連れて行かれたのか、なぜ死んでしまったのか、わからない事だらけですが一気に引き込まれてしまい次が読みたくてたまらなくなります。

第二話は信が漂に託された地図の場所に向います。

漂との出会いのことを思い出しながら、途中現れる盗賊たちをなぎ倒して行きます。

その末たどり着いた掘建て小屋で死んだはずの漂が現われます。

はい、ここで第二話おわり。

これまたなぜ漂がまた現われたのか、わからないことだらけですが次が早く読みたくなる!

キングダム芸人たちの話はここで終わりですが、ちなみに第三話は・・・。

刺客・朱凶が大王・政を追って二人の前に現われます。

次第に政の身代わりで漂が死んでいったことを理解し始める信。

その怒りは政にも向けられますが漂を殺した朱凶へ怒りが爆発し、信は最初の限界突破で仇を討ちます。

しかしその後反乱を起こした王弟・成蟜の軍が迫ってくる絶体絶命のピンチに謎のキャラ・チョコボールのキョロちゃん似の河了貂が現われ、三人の逃亡劇が始まるのでした。

今に続く主要キャラの三人がここで出会うのですが、連載が始まった当時はこの先がどうなるのかをとても待ち遠しかったことを思い出します。

アメトークの中ではケンコバさんはたまたま読んだ一巻が面白すぎて、残りの全巻を夜中タクシーをつかまえて買いにいったそうです。

あと他の芸人さんが言っていた言葉に「北斗の拳」を読んでいるみたいにハマルとありましたが、私も全くの同感でかつてのジャンプ黄金世代に少年時代だった今の40~50歳ぐらいの方々はどっぷりはまりやすい漫画だといえます。

②魅力的すぎるキャラクター達にハマルこと必至!

これに関してはあまりにも多すぎて紹介しきれない、というのは芸人さんたちの言葉でもあり私も全く同感です。

とりあえずキングダム芸人さんから出てきた一人目は山界の死王・楊端和です。

王弟・成蟜の乱から都の咸陽を取り戻すために政がたよった勢力は山の民でその王が楊端和ですが、なんと絶世の美女として現われます。

この楊端和を見方につける際の政と信が語る場面も大変みどころだったり、楊端和が山の民を率いて王宮に攻め入る場面もすごい迫力です。

幸運なことにこの場面は映画「キングダム」の中で、楊端和役・長澤まさみさん、信役・山崎賢人さん、政役・吉沢亮さんとはまり役三人によって演じられている、圧巻のシーンを観ることが出来ます。

続いて紹介されていたキャラはカリスマ・王騎です。

最初王騎はややオカマかおねえ系のキャラとして登場し大変怪しかったのですが、伝説の秦国六代将軍として圧倒的なカリスマキャラクターの姿を魅せはじめます。

さらに王騎は信にとって初めてみた本物の「天下の大将軍」で彼の側で修行してゆくと読者も恐らく思っていましたし、まさか早々に死んでしまうとは誰も思っていなかったはずが・・・。

続いてその王騎を討ち取った龐煖ですが、物語の中においてジョーカー的な強さを持っており王騎亡き後、倒せる相手がいるのかと不安になってしまいます。

ところが武力では一番高い設定と誰もが感じている龐煖に信は挑んでいきます。

これには誰もが「やめとけやぁ~~~」と言ったと思いますが、それでも信は行くんですよね。

このキングダムのテーマは恐らく2つあって1つは「政の中華統一」でもう1つは「信の天下の大将軍」なので後者を描くことは、信の成長を描くことでもあります。

龐煖は信の「武」を描くためには欠かせない存在なのでしょうから、いつか討ち果たし王騎の仇をとることを読者は待っているでしょう!

さらにアメトークで話題になったキャラは、こじるりがコスプレ中の羌瘣。

およそ人の技を越えた羌瘣の舞いで龐煖とも戦いますが、この時点では遥かに龐煖が上回っており飛信隊の総力で龐煖から逃げることとなります。

龐煖や羌瘣、楊端和といったキングダムに描かれている多くのキャラクターは、設定や性別は忠実ではないかも知れませんが、史実上の実在の人物でそのストーリーも史実に沿っていることもキングダムの世界観を魅力的にしている大きな要素といえるでしょう。

最後におもしろいキャラとして芸人さんたちが語っていたのが嫪毐で、政の実の母親と愛人関係を結び反乱を起こそうとした実在の人物です。

この嫪毐は中華一の〇〇の持ち主であることが「史記」にも記されており、馬車の車輪も〇〇で持ち上げたそうで、芸人さんたちの格好のネタとなっておりました。

③原作者、原泰久先生も魅力的!

キングダム芸人たちは原作者である原泰久先生についても語っています。

キングダムの構想が定まりヒット作品になると確信したヤンジャン編集部は、「スラムダンク」「バカボンド」で一世を風靡していた井上雄彦先生に修行してもらうようはからいます。

四ヶ月間井上先生の下で修行した原先生は今でも公私に渡って仲が良く、師匠である井上先生を社長と呼んでいるそうです。

キングダム連載当初一気に大ヒットしたわけではなく、むしろ売上が全く伸びず連載打ち切りの候補にまで挙がったそうです。

そういえば実際キングダムが連載順で最後の方になっていた次期があったことを覚えていますが、こんなに面白いのにどうして・・・と思ったものでした。

そんな時師である井上先生に相談したところ「ストーリーはもういいから、とにかく信の目だよ!」と言われて驚いたそうです。
たしかに今一巻をみても政と信では政の方が目が大きく主人公顔ですが、これは元々始皇帝である政を主人公に考えていたからだそうです。

ところが政を主人公にしたら本当に描きたかった戦場の場面がどうしても少なくなることから、戦場の最前線で闘いのし上がっていく信を主人公にしたことが由来だそうです。

井上先生の指摘を受けてからは信の目をはっきり描くようになり、また背景やまわりのキャラなども気を配るようになっていったそうです。

井上先生のアドバイスを実践しだして以降、ヤングジャンプのアンケートの評判もぐっと跳ね上がったそうでそれ以降の快進撃はご存知の通りです。

実は原先生の事務所からはもうすでに売れっ子の漫画家が幾人も輩出されています。

ヤンジャンファンのみならず大ヒット漫画「東京喰種トーキョーグール」の石田スイさん、「群青戦記 グンジョーセンキ」の笠原真樹さん、「リクドウ」の松原利光さんらがデビューを果たしています。

私はこのことを知ったのは随分最近なのですが、ヤンジャンの中でも読む作品とそうでない漫画がある中で、原先生のアシスタント出身漫画は全部読んでいたことに驚いています。

やっぱりなにか共通点があるのでしょうね。

競争が激しい業界の中で優秀なアシスタントを手放したくないことは容易に想像できますが、原先生はそれを善しとはしないのです。

師匠の井上先生がそうであったように自分も次の若手を育てたいと気持ちが強く、だからこそアシスタントに求めるレベルはその分高くなり、キングダムのクオリティも高くなるのです。

どうやら魅力的なのは私たちが読んでいる漫画だけではなく、原先生自身とその周りの環境までもが素晴らしく、キングダムを高めていってくれるのでしょう。

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